猛暑と働く家族へのソネット
猛暑と働く家族へのソネット
涼しい部屋の薄暗い明かりに
涼しい顔のやつれた眼に
窓の外には真夏の猛暑
働く汗は光るだろうか
小さな木陰でヘルメットをかけて
大きな太陽に汗を光らせて
働く夏の労働者よ
水分補給に気休めを感じながら
弱さとはちっぽけな人間か
強さとは家族への思いだろうか
生きていくんだ真夏の現場
涼しい部屋の薄暗い明かりにも
涼しい顔のやつれた眼にも
家族の思いが光るから
エッセイ
先日、ソネットという詩の形式があると聞きました。西洋のものですが、日本では4行4行3行3行の詩ですよ、と聞きました。
私が好きな立原道造さんの詩も、このソネット形式のものが多いと聞きました。
たしかに、私が好きな、『夢みたものは……』という詩は、ソネット形式でした。
そこで、この『夢みたものは……』を分析して(?)私も作ってみました。
まず、4行4行3行3行となっていて、起承転結というよりも、この詩は、起転承結っぽいなー、と思いました。
1つ目のかたまりが日常からの入口で、2つ目のかたまりへ吹き出しのようなモワモワとしたイメージの雲が出ているようでした。2つ目のかたまりで素敵な世界観を味わったら、3つ目のかたまりがステップのようになって、4つ目のかたまりへ届けます。4つ目のかたまりでは、もとの世界へもどり、まとまります。
ひとつひとつのかたまりをみると、それだけで、世界観がまとまっていました。
私は以前から、4行の詩を『詩をいくつ』という題名で書いてきましたので、ひとつのかたまりをつくるのはできました。
また、それを4つ作ることもできました。
それから、推敲して、全体をひとまとめにできたかな、と思いました。
しかし、やはり、4行の詩をつくるよりも、手間取りました。
そして最後にタイトルをつけました。
詩の内容は、風邪のため涼しい部屋にいる人が、猛暑の外で働く家族を思うという内容です。
伝わるかな??
どうもありがとうございます(^_^)
(下書きの投稿でした)
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