夢ふたつ ここにある(エッセイ)

2024年3月15日(金)のよねちゃん時空


エッセイ

最近、夢を探していた。

夢を見失っていた。



私の夢の原点。

それは、宇宙の無重力に浮くひとの姿だった。


すごい。

と思った。


ここではない、不思議な世界。

それがあること、存在すること。


幼い心に光が輝いた瞬間だった。

夢を見つけた瞬間だった。


この今、ここと、地続き、同じ世界にある。

本当にある、不思議な世界。


ここではない、不思議な世界があること。

私はそこに夢を見いだしたんだ。



それで、宇宙を知りたくて学びはじめて。

学ぶほどに魅力が増した。


魅力が増すほど謎も増えていって。

とうとう、わからなくなった。



夢を見失った。

そんな気がした。





日々の世界にも、しっくりとくるものがあり。

そちらに、力を注いだ。


日々の世界にも、ひとの笑顔があり。

それが新たな夢になった。



この今、ここと、地続きでゆける、笑顔の世界。

ここから、小さなほほ笑みの世界へゆけること。



それって、当たり前じゃないんだな。

大切な思いを大切にしようと思う。





わたしには夢がある。

わたしには夢がふたつある。



ここではない、不思議な世界があること。

ここから、小さなほほ笑みの世界へゆけること。



かんたんにいうと。

「宇宙」と「ホッとできる」かな。



ふたつともわたしの夢、大切にしようと思う。

ありがとう。






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