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旧姓をつかうこと

夫婦別姓について

最近は夫婦別姓を認めるべきと思っている方もいらっしゃると思います。
どういうときにそう思うかは人それぞれですが、女性の社会進出が大きな理由なのでしょうか?(断言できません…)

ちなみに、私は旧姓のまま生活している部分と、結婚後の名前で生活している部分とあります。
理由はこれまで過ごしてきた環境で「これ誰?」ってならないようにしたかったからです。
(主人はあまりにもリズミカルな名前になってしまったことに申し訳なさを感じているそうですが、それはそれで良い話題になります。)

旧姓で過ごしている場面

職場では旧姓をつかうことができます。
(会社によっては不可能かもしれません。)
部署異動や転職を機に切り替えるのは不便しないかと思いますが、異動の多いお仕事では「あの人どこへ行ってしまったんだろう」現象が起こりそうです。
ちなみに私は公的な職場に所属していますが、手続きはとっても簡単で、電子申請するだけでした。

もう一つは大学です。
(高校までについてはどのような扱いになるかわかりませんが、本人ではなく家庭の事情などによって「学校では前の名前のままが良い!」と思う学生もいると思います。)
先生や研究室のメンバーにせっかく名前を呼んでもらえるようになったので、そのままスムーズに呼んでほしいなという思いからです。
学生証も旧姓のみが記載されています。
書類を1枚出すことで、旧姓利用することができました。

学位の申請も表記を選べると思います。
(工夫すれば併記も可能かもしれません。)
学会論文も旧姓で投稿しているものもあります。

本当の姓を使っている場面

銀行、病院では本当の姓を使います。
これは誰もがやむを得ないことではないかと思います。
普段あまりにも旧姓に慣れているので、窓口で呼ばれてもスルーしがちですが、少しずつ慣れていくものです。
家庭に関する電話は不慣れな本当の名前を名乗っています。
(家に帰ってきた感があって、結構この感覚は気に入っています。)

※夫婦別姓に関するご意見をお持ちの方は、こんな考え方に不快感をおぼえるかもしれませんがお許しください。

旧姓を公的書類に載せるには

私が旧姓を表示させているものについてご紹介します。
具体的な手続きはよく調べたり、問い合わせたりしてみてください。
(平日しかやってない役所で二度手間なんてもったいない!)
ちなみに、こちらで紹介するのは全て「旧姓併記」です。
(私が持っている身分証のうち、旧姓のみが表記されているのは学生証だけです。)

①住民票
これは正しくは「旧氏(きゅううじ)」と言って、過去に名乗っていた名前のうち一つ選んで載せられる(はずの)制度です。
住民票はあまり頻繁に登場しないものですが、住民票に「旧氏」を表記しておくことで、他の書類に旧姓を載せられることが多いです。
手続きには旧姓のわかる戸籍謄本などが必要でした。
ちなみに旧姓の印鑑登録もできるそうです。

②マイナンバーカード
住民票と一緒に手続きすると1回でまとめてできると思います。
現在は通知カードの記載事項変更できなくなりましたが、まだ可能であった時期に住所変更と併せて旧氏を併記してもらいました。

③運転免許証
旧氏の載った住民票かマイナンバーカードがあれば、免許も併記できます。
免許更新までの間は裏書になってしまいますが、その後の更新で表に載ることとなります。(表に載せようと思ったら有料です。)
一番よく使う身分証明書なので、載せておきたいと思って手続きしました。

④一級建築士免許
今後のお仕事がどうなっていくかわかりませんが、どちらも載せておけばどんな状況でも建築士であることが証明できると思って手続きしました。
旧氏の載った住民票の提出が必要でした。
ちなみに、建築基準適合判定資格者については、そのような制度はありませんでした。

まとめ

考え方は人それぞれですが、手間をかけて手続きをしている私自身、名前へのこだわりが強いのかと自分で感じました。
よく考えてみると、次の2つのことを不安に思う気持ちが大きいことがわかりました。
・これまでお世話になった人から見つけてもらえなくなること
・これまで積み上げてきたものをリセットしてしまうこと

でも、そんなことはとっても小さなことかもしれません。
私のようなちっぽけな存在が、名前一つで悩む必要なんてないのかもしれません。

同じような悩みや考えをお持ちの方も、そうでない方も、参考にしていただければ幸いです。
(そもそもどちらの姓を名乗るべきなのかという話もありますが、これは意見が様々です。誰もが過ごしやすい世の中になりますように…!)

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