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既存の医療にはない視点で不調に取り組む時代が来ているよ

こんにちは アレクサンダーテクニーク教師の 大橋しんです。

 先週末は東京の 日暮里にあるお寺をお借りして 個人レッスンを行ってきました。

 多くの方は初対面の方々でしたがとても楽しい時間を過ごせました。

 なかには東北方面からお越しいただいた方もおられ、ますます アレクサンダーテクニックの全国的な充実を目指したいなと思いました。

 というのは 皆さんの話聞くとやはり 不調に対して 現存の医療行為、治療というものは限界が見えている、どころか場合によっては一匙の役にも立っていないという節が明確に見えて仕方がないんです。

 医療を否定するわけではないんですけれども 現存のシステムで人々の不調を見ていくことにはもう限界がある…

それを承知の上でそのシステムを運用してるとは思うのですけれども、当事者のお医者さんあるいはセラピストらが、自らの手に負えないケースに対しては 別の方策を講じる必要が、体と心の垣根を取り払った視点が必要だと思います。

 アレクサンダーテクニークに限らずですけれども、新しい方向性を持って 私たちの不調は 人が作り出したものである限り、人の手によって工夫を持って面倒が見られるようになる…

私たちにはそんな仕組みが本当に必要な時期にいるんじゃないかなと思います。

先日、太極拳の DVD を発売しましたが、これも 僕の 1 つの提案を含んだ 取り組みです。

 太極拳であることは実は全然 重要じゃなくって、何か既存のフォーマットを使った方がやりやすいかなと思ったぐらいの事でして。

不調の根本を端的に言うと、私たちは動物として明らかに体を十分に使っていない。

それが様々な人々の不調のベースにあることはもう  疑いようがありませんね。

 私たちの体の動きを奪っているもの、動きの機会を失われているものとは、頭が作り出し、それを貪欲に消費していくというサイクルだと考えています。

これはエンタメのコンテンツ消費に限らず、働くとか社会的に人に接することも含め、私たちの周りに常に刺激があり過ぎて、ストレスが膨大に堆積していることが大元だと思います。

その消費が日常生活 趣味趣向 偏見 思い込み それらの偏った 傾向に強く関わってきます。

 アレクサンダーテクニークのレッスンを受けてその包囲網から一歩出るだけで、あっという間に充実した笑顔、安堵の表情、体の緩みが見られます。

本当にどんな大変な状況にある人もあっという間にそこから出られる。心地よさはいつでもすぐ隣にあるのです。

 これはアレクサンダーテクニークがすごいとかそういうことを言ってるんじゃないんです。

 私たちはこの社会生活で抱える矛盾やストレスの波を転覆しないようにうまく漕いでいく、今の時代 ならではの、不調に対する知恵と技術が本当に必要になってきているんだなと思います。

 そしてそれを本能的に察知している人がわざわざ 僕に会いに来てくださったことをとても嬉しく思います。

ちょっと固いお話になりましたが、次はもっと気楽に喋れたらなぁと思います。

それでは今日はこのぐらいにします。

 大橋しんでした!

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