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助け合うって思うだけでなく実行をしないとゼロ

こんにちは!大橋しんです。アレクサンダーテクニーク教師そして理学療法士として人の体と心をふんわりさせる仕事をしています。

今回は、助け合うって思うだけでなく実行しなければ何にもならない。助け合うという発想が滞らないように人との交流を活発にしたいな、と強く思ったのでそれについてお話をします。

今日はアレクサンダーテクニーク教師トレーニングの母校で出版を軸に2時間のレクチャーをしてきました。

出版の経緯や実際のプロセスから、僕の本にどういう狙いがあるかなどをお話ししてきました。

色々ご質問も受けたのでお答えしまして改めて思うのは、

「人は自分の枠の中だけでしか発想できない」

ということでした。

よく言われることですよね。

そしてその狭い発想が原因で身につまされる経験をするまでは、あまり大した障害にならない、というところが落とし穴ポイントです。

僕は出版のお話で「こんなときどう行動する?」という投げかけをすると、アレクサンダーテクニークのトレーニング生たちはごく自然と落とし穴(出版まで辿り着かない)に向かってしまいます。

僕だって数年前に人に尋ねてまわって発想の転換が起こるまで、似たような考え方でした。


私たち人は、一人でできることに限界があって、そのドンつきはわりとすぐに来ます。

能力うんぬんのことではなく資源が有限なのです。

体がひとつしかないし、使える時間は決まっているし、年は取っていく、気を遣う相手がいたりする、一日で睡眠もある程度取らなくてはいけないメシも補給しなければならない生活費も稼がねばならない…。

そのうえ特殊なポジションで独自の路線で生きていこうとするのは非常に骨の折れることです。

アレクサンダーテクニーク教師になろうとするなんて実行してる人はかなり変わり者です(個々は素敵な人ばかりと僕は思ってる)。そしてこだわりが強く、孤独に耐えられてしまう…。

だからこそ、この道で生きていくには助け合わないといけないよな、と改めて思いました。


僕は先日オンライン講座を受けて感心したことがあります。

マンガ家さんのコミュニティ「コルクラボ専科」についての講座でした。

この先食っていくのが非常に困難な可能性が高いマンガ家という職種(境遇はピンキリ)をコルクラボ専科という学校体裁の組織に集めて、SNSを互いにブーストさせて一般社会への露出を促す。

チャンス到来で上がっていける人が出てきたら組織的に支援する(SNSは金銭的な負担がないというのがミソ)。

これを可能にするにはある前提を理解しなければいけない。

「嫉妬は価値がないだけでなく害になるからこの際あきらめる」

これを実現する組織づくりを、していかなければいけないんだよな…。

誰もしなければ僕がするのかな…アレクサンダーテクニークが社会に浸透するまでの道のりはまだまだのようです。

た・す・け・あ・う・し・か・い・き・る・み・ち・は・な・い!

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