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取材で伝えて学んだ事。あらゆる人に伝えるには繰り返すしかない

こんにちは!アレクサンダーテクニーク教師で理学療法士の大橋しんです。

僕は姿勢本を出した後、月に1本のペースで雑誌社の取材がありました。

掲載された順にご紹介すると、女性自身、ゆほびか、PHPくらしラク〜る、日経ヘルス、からだにいいこと、集英社MyAge、クロワッサン、クーヨン、リシェス、作業療法ジャーナルといった具合です。(詳細はウェブサイトのTop下段)

いずれもそれぞれライターさんが僕の喋った事と本書の内容をミックスして掲載されました。

各々のライターさんはアレクサンダーテクニークなぞ知るわけでもないので、事前にはウェブでちょこちょこっと読んで来られるようですが、実際は僕が逐一紹介しなければいけません。

ひとりひとりの捉え方が違うので、説明も変わりますし、その違いが記事に出てくるので、それがとっても勉強になりました。

そして、僕をはじめアレクサンダーテクニーク教師がいかに狭い視野あるいは表現で語っている事に気付かざるを得ませんでした。

私たちは「体の使い方」って言ってるけど、ほとんどのライターさんには何の事か分からない。とても幅広い言葉なので何について言っているのかもっと絞ってほしいと言われました。

また、そうではなくとも一般化されたニュアンスに吸い込まれるようにライターさんに伝わってしまう事があり注意が必要でした。

例えば「リラックス」という言葉を(おそらく)僕に使ってほしいのに僕が使わないので、「要するにリラックスがいいんですね?」と向こうから言ってきたりというような事が何度もありました。

(ちなみに僕がリラックスと言わないのは、人に「リラックスして」と言うとぐでっとした使いようのない緊張状態になる事が多いからです)

脱力するとか認知を変える、も何が伝わっているか分からないので、できれば対面でお会いして体験してもらいながら取材してほしいなあ、と思うこともありました。

コロナの3年間だったのでどれも取材はオンラインでしたし、仕方のないところではありますけど。

ひとつだけ、僕が書いた記事が掲載されたのは作業療法ジャーナルです。

22年12月に出たものですが、改めて自分の堅苦しい文章を読むとやっぱり文章は人に手直ししてもらうべきだな、と思います。

来週は3作目の著作のミーティングが本格的に始まります。

すでに提出した僕の原稿資料を土台に、編集者さんとライターさんが僕にひたすら質問をし、僕の頭の中を隅から隅まで覗こうとされるのです。

手を替え品を替え、表現しなければ伝わらない。中2に分かるように、と言いますが実感としては時には小5まで下りないといけない。

これがかなり難しいときがあります。それだけ僕の頭が固定観念や自分の思考に縛られているというわけですね!

そんなこんなで試行錯誤は続きます。それでは、また!






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