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恐怖のチンチロリン |エッセイ

サハちゃんとわかながライブを楽しんでいた
先週の金曜日、
私は地元の友達と串カツ田中に行こう!
と約束をしていた。

串カツ田中の前に着くと、
向かいにまだ入ったことのない
イタリアンバルのような店があったので
先に入ってみることにした。

入ったはいいが、心は串カツ田中だったので
なんだか物足りなく、2、3杯ほどひっかけ
早々に串カツ田中へ移動することにした。

さて、ここからが本題だが、
みなさんは串カツ田中のチンチロリンドリンク
をご存知だろうか。

チンチロリンとは、対象のドリンクを頼むと
店員がサイコロとハンドベルのようなものを
「チンチロリン入りましたぁあ〜!!!」
などと騒ぎ立てながら持ってきてサイコロを振るというシステムだ。

田中が出たら、メガジョッキ無料
ゾロ目    無料
偶数     半額
奇数     倍額倍量

という決して損はしないものなので、
絶対やった方がお得なのだが、
福引の1等が当たったレベルでベルを鳴らされ
盛り上げられるのが恐ろしすぎたため、
毎度毎度断っていた。

のだが、この時の私はすでに3杯ほどひっかけていたため、
やります〜!
となぜかノリノリで答えてしまったのだ。

次の瞬間、
「チンチロリンでぇ〜す!!」
の掛け声と共に、超絶陽キャしか着ないであろう蛍光ピンクのTシャツを着たハイテンションニキがチンチロを持ってやってきた。

すでにこの時点で後悔し始めていたが、
意を決して振ると見事偶数が出て、半額だった。
田中が出ない限りチンチロリンされずに済むようなので一安心だ。

もうチンチロリンはごめんだなぁと
思っていたが、
蛍光ピンクニキに目をつけられた私は
「おねぇさぁんお酒なくなってますけど、
そろそろチンチロいっときます?」
などと煽られ、その後も
チンチロリンをする羽目になり
「田中だけダメ、田中だけはダメ、、」
と念じながら、サイコロをふることになった。

結果は、ゾロ目で無料。
危機を逃れたので一安心だ。

チンチロチンチロされることなく、
半額と無料でジャスミンハイを飲めたので
大健闘ではないだろうか。

チンチロリンも立派な労働である。
あれを楽しむ人間に今年はなれるだろうか…。


おしみ
1998年3月生まれ
仕事を辞めて絶賛ニート中
毎日楽しいよ


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