「子供と大人が同じ目線で学べる場」 あいだす滞在者レポートNo.4
あいだすでは昨年、
ここで積極的に活動してくれる人を探そうと、1週間以上滞在してくれる人を募集しました。
そして、それぞれいろんな問いや興味を持ちあいだすに滞在してくれたので、レポートをお願いしました。
1人づつ紹介していきたいと思います!
第4弾は、ミカエルさんです。
ー 普段はどんなことに興味がありますか?
現在広島大学の大学院1年生です。国際教育開発プログラムに所属していて、専攻は幼児教育。
東広島市志和町で古民家シェアハウスもしていて、地域おこしに参加することが多いです。今年の秋から、海外協力隊としてアフリカのボツワナで子供たちとたくさん遊ぶ予定です。
近い将来、アフリカで起業することが夢で、死ぬ前の夢は学校を作ることです。
ー あいだすにはどんなことを期待してきたのでしょうか?
新しい教育のやり方をやれる場として、行ってみようと思いました。
ー 滞在中は何をして、どんなことを感じたり考えていましたか?
一番最初に来た時は、楽器作りというイベントとして来ましたが、ほとんどの子供たちは興味を持ってくれず自由に遊んでいました。
最初は「失敗したなぁ」と思っていましたが、それぞれやりたいことがあるから良いか!とポジティブに思えるようになりました。
「あいだすのために僕は何をできるか」をとても気にしていましたが、来る回数が増えるたびに、何も気にせず「居るだけで良い」と思うようになりました。
そしたら自然に、ギターを通しての子供たちとの交流、地域のおばあちゃんたちの農作業の手伝い、焚き火でカップ麺作り、などなど
この場所で、一緒に楽しく過ごせるようになりました。
自分がありのままでいることで、その場で出会う人々や体験できる出来事を通してたくさんの新しい学びを得ることができました。
最初は、子供たちのため、子供たちにどんな教育をやっていこうかなぁ、と思って来たのですが、最終的には自分も子供たちと同じ目線で一緒に学べる場所があいだすなんだなと思いました。
「大人が子供のため」ということじゃなくて、「子供も大人も一緒に学べて成長できる」という考え方。
これは僕がボツワナの子供たちと活動するにあたって、とても必要になっていく考え方だなと思いました。
ー あいだすはどんな場所だと思いますか?
ありのままの自分が求められ、人の出会いと体験を通して、子供と大人が同じ目線で学べる場所。
あいだすへ最初来た時、僕も独学部何にしようかななどとても気にしていました。それを逆に気にして、今日何をするかなどを考えすぎて、上手くいかなかったことがありました。
何も考えず、とりあえず今日を楽しもうと思ってからは、たまたま出会った人や、体験を通して楽しい思い出や、学びにつながった機会もたくさんありました。
何か考えてくるよりは、何も考えず来た方が良い場所とだと思っています。
*
以上です。
ミカエルさんはとても気さくな方です。何気なく弾くギターの音もとても心地が良いのです。
彼と話して印象的だったことは、教育とは何か?学びとは何か?という話をしていた時に、「未来の自分への責任」と言っていたことです。
彼がこれからアフリカでどんな「学びの場」をつくっていくのか楽しみです。
photo by Rikuo Fukuzaki
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