小田急線無差別傷害事件をヘイトクライムとする事の愚かさ、フェミサイドだとする事の本末転倒

『初心者向けフェミ問題講座』
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犯人の供述が伝わるや蜂の巣をつついたような大騒ぎ

小田急線の車内で起きた無差別傷害事件の犯人が逮捕され、警察から様々な情報が伝えられている。中でも「誰でも良かった」「幸せそうな女性を殺したい」といった動機の部分が特に強く拡散されているように見受けられる。

「誰でもよかった」「幸せそうな女性殺したい」　小田急刃物男

現在はこうした報道のごく一部分だけに脊髄反射して、「女性に対するヘイトクライムだ！」「フェミサイドだ！」という声を挙げる人間が悪目立ちしているのだが、それは人権という面においても、女性の安全という面においても、最もやってはいけないレベルの大間違いである。

「幸せそうな女性を見ると殺したいと思うようになった。誰でもよかった」と供述しているそう。

女子大学生が7か所も刺されて重傷になってる。女性差別の被害者だよ。
「誰でもよかった」んじゃないよね。フェミサイドだよ。酷すぎる。 https://t.co/ikh9Xct8Qc

— 竹下郁子 (@i_tkst) August 7, 2021

たとえばこいつ。竹下はTVディレクターやAERA記者といった経歴を持ったライターだが、フェミ系論客として何かある度に暴論を飛ばして炎上している人物だ。

こいつのツイートを読むと何がどう問題なのか一目瞭然なのだが、この小田急線車内で起きた無差別傷害事件の被害者は女性だけではない。

警察発表によると、特に重い怪我を負ったのは竹下がいう女子大生ではあるが、被害を受けた10人の内訳は男性5人、女性5人である。
竹下のような「フェミサイドだ！女性を狙ったヘイトクライムだ！」という言説は、男性被害者5人の存在をなかった事にしているのだ。

それって男性に対するヘイトではないのか。男性というだけで被害を受けても無視されるとか、何やかんや理由を付けて「被害者」という立場を剥奪されるのだから、差別以外の何物でもないだろう。

女性が被害者じゃなければいいのかよ

竹下に代表されるフェミ系の暴論家は、ここぞとばかりにフェミサイドなんて言葉を楽しそうに使い倒しているが、こうした無差別傷害事件が起きた際に、無責任な外野が被害者を分断するような真似は絶対にしてはならない。

例えば、何年か前に障害者施設で大量殺人事件が起きたけれども、あの時の被害者を障害の重度・軽度で「このひとは被害者だけどこっちは軽度だから違う」なんて狂った言動をしたヤツがいたか？

こうした事件が起きた場合、まず犯人は犯人であり、被害者は被害者である。それぞれの属性が何だからどうという話ではない。
また、女性を傷付けたから問題なのではなく、罪なき人々に刃物で切りつけた行為が許されないのである。被害者が男性だろうと女性だろうと関係ない。

フェミという狂人どもは、この当たり前の考え方ができないのだ。

何故ならば、あいつらは自分と共通の記号を持つ被害者だけをピックアップし、それ以外の重大事はないかのように大騒ぎし、自分も当事者（被害者のひとり）かのように振る舞いたいだけだからだ。

こういう下劣な連中であるから、自分と関係ない記号しか持たない被害者には情の欠片も寄せられないのである。

言ってみれば、いまフェミサイドなんて珍妙な言葉を撒き散らして騒いでいる輩は、この事件を好機として「いっちょ噛み」したいというだけの大馬鹿野郎である。

てめえらの歪んだ思想を優先するあまり、遂には命の重さに優劣をつけ始めたのだから、フェミのカルト化も極まったと言うよりない。

仮に女性への憎しみが動機だったとして、それを招いたのはフェミだよな？

警察に調書を取られた事がある人間ならば、この手の報道で警察発表によってもたらされる「犯人の供述」ほど信用ならないものはないと理解出来るだろうが、世間知らずなおフェミ様達は警察発表を鵜呑みにし、女性への憎しみしが動機がないかのように大騒ぎしている。

警察というのは、世間が納得しやすいストーリーを作りたがるものであり、悪い言い方をすると最初からシナリオをがっちり固め、それに沿った供述を引き出すのが当たり前だと思っている。

よって、現時点ではまだ犯人の本当の動機など誰にも分からない話だと考えておくべきである。あくまで「警察が理想とするシナリオではそういう事になった」というだけなのだ。

だが、あえてフェミらが言うようにこの犯人が女性を憎み、女性を傷付けたくてこのような事件を起こしたのだと仮定して考えてみよう。

その場合、フェミらの普段の言動こそが、この手の犯人を生み出す病巣になってしまっているという結論にしかならない。