大原康子/ひとり親の生き方、暮らし方、働き方を応援 一般社団法人ルータス代表

3人の息子を育てる<シングルマザー><研究者><社会起業家>。シングルマザー・ひとり親…

大原康子/ひとり親の生き方、暮らし方、働き方を応援 一般社団法人ルータス代表

3人の息子を育てる<シングルマザー><研究者><社会起業家>。シングルマザー・ひとり親の生き方、暮らし方、働き方を応援する、一般社団法人ルータス代表理事。「親子のための晩ごはん ルー飯(世田谷区)」店主。https://routus.or.jp/

最近の記事

3人の息子とシングルマザー。泣いて笑ってチームになるまで。

今日、3月8日は国際女性デーです。女性がエンパワーメントし連帯を図る日。振り返ってみると、私が女性であることに自覚的になったのは、シングルマザーになってからのように思います。今日、この日に、私にとって女性であること、母であることについて考えてみました。 母子世帯がデフォルトになっている我が家 2024年3月現在、我が家の子どもたちは15歳、13歳、10歳です。夫が亡くなったのは8年なので、私たちの家族は、両親世帯であった時期より、母子世帯として4人で生きる時間の方が長くな

    • シングルマザーコンプレックス? ときどきお父さんを演じてしまう私。

      8年前に夫が亡くなった時、子どもたちは7歳、5歳、2歳でした。時を経て上の二人は中学生。反抗期真っ只中です。毎日ご機嫌斜めなわけではないけれど、衝突する時はそれなりの態度。そんな時、自分が“お父さん”を必死で演じていることに気がつきました。 「ひとり親に育てられたから」と言わせたくない 無自覚な部分も多いけれど、ひとり親になってからものすごく肩に力を入れて子育てをしてきたと思います。誰かにはっきりそう言われたわけではないけけれど、「ひとり親に育てられたから」とか「シングル

      • 「シングルマザーは入院できない?!」 子どもが中学生になっても、不安は尽きない

        我が家の三人の息子はずいぶん大きくなりました。問題はまあ、年齢なりにそれぞれ色々あるけれど。それでも、各自がご飯を作って食べて、お風呂を洗って湯を張り、洗濯物を取り込めるようになりました。共に暮らす家族としてはなかなか頼れる存在です。 私もずいぶん楽ができるようになって気を抜いていたけれど、今回思わぬ角度からひとり親家庭であること、シングルマザーであることを思いあぐねる機会がありました。 思わぬきっかけで体の異変が発覚「些細なことだ」と、放っておいた膝が痛い。御多分に洩れ

        • ルー飯の春休みイベント「世界を食べようvol.1 春休み企画『WORLD EAT TRIP〜ハンバーガー編』」

          今年も美しい桜が咲きましたね。花粉はなかなか辛いけれど、あちこちで桜が満開になる春は、大好きな季節です。 でも! 子どもたちの「春休み」は、ママにとって忙しさが増す時期でもあります。私が店主を務めるルー飯では、そんなママたちに一息ついてもらおうと4月3日に子ども向けのイベントを開催しました。 バイリンガルで世界について考えてみよう! イベントのテーマは「世界を食べよう!」。 今回はみんなでハンバーガーを作りました。ハンバーガーってどこの国の食べ物? 材料はどこからくるの

        3人の息子とシングルマザー。泣いて笑ってチームになるまで。

          もしも働く母親から「晩ごはんづくり」がなくなったら?

          「仕事を持つ母親は、家事・育児と両立できるのか?」 自分が母親になって、本格的に仕事を始めて悩み続けている一番のテーマはこれ。家事を優先すれば、仕事はままならない。仕事を優先すれば、子どもとの距離ができる。 一体どうしたら家事と育児(=ケア)と仕事は両立するの? といつも叫び出したくなります。 ケアと仕事を両立させる手段 ケアと仕事の両立について考え続けた結果、どうやったら子どもを持つ女性は望むように働けるのか? に対する最初の答えは、「在宅で働くことかなぁ?」「フリ

          子育ての中で感じる、「罪悪感」。

          今や多くの女性が「子育てをしながら働く」生活をしています。でも、社会の中で”ハタラクワタシ”でいた時に「平日も子どものために時間を使います!」と堂々といえない自分がいます。 平日日中を、子どものために使う後ろめたさある日のできごと。 子どもたちが通っている小学校は、夏休み明けに1週間ほど集団登校があります。親たちは、一週間持ち回りで学校まで付き添い。その日は末の息子が小学校でやっているサッカーのお当番もあって、15時半位から18時過ぎまで校庭にいました。 その日、”ハタラ

          ひとり親がコロナに罹ると子どもたちはどうなるのか?

          ついに我が家にも新型コロナウイルス(以下、コロナ)がやってきました。子どもが連れてきて、あっという間に家族全員で罹患。幸い重症化はしませんでしたが、ひとり親家庭として感じたことがいくつかありました。 子どもから始まった家庭内感染 我が家の場合は、ある朝、次男が頭痛を訴えたことからスタートしました。次男はどちらかと言えばインドア派で、日ごろから家族の中で一番外出をしません。そんな彼と春休みの外出をしたのが、症状が始まる3日前。その日に感染したのは間違いないようです。そこから

          何度でも失敗できる社会。何度でも挑戦できる社会。

          まだまだ寒い毎日ですが、ベランダに洗濯ものを干すルーティンの中で、春の気配をうっすらと感じています。そろそろ花粉も飛ぶのかなぁ。 本日は、新聞やニュースの出来事からの雑感です。 「〇〇でなければだめ」という思い込み 新聞で「コロナに感染して大学受験ができなければ人生が変わってしまう」という高校生の投稿を読みました。 確かに、大学に入って学ぶことには大きな意味があって、そのために受験があるけれど、人生はいつだって不確実だし、どんなに真剣に慎重に準備していても躓くことはあり

          起業1年目。マンダラチャートで新年の誓い

          あけましておめでとうございます! 2022年がやってきました! 星座占いを眺めていたら、今年は多くの人にとって「新しいスタートの年」なんだとか。変化の多い時代だからこそ、新たなスタートを切る機会は確かに増えていきそうですね。 さてさて、昨年法人を立ち上げた私は、2022年に目指す姿をマンダラチャートにまとめるところから新年をスタートさせました。ちょと大変でしたが、頭の整理ができる楽しい作業でした。 マンダラチャートで目指す一年後の姿 2022年をかけて私が目指す姿は、

          3人の息子を育てるシングルマザーが大学院に通いながら会社をつくった話

          はじめまして、こんにちは! 大原康子《おおはらやすこ》と申します。 1978年生まれの43歳です。ちっとも几帳面ではないA型。 中1、小5、小2の3人の息子を育てるシングルマザーです。 ある日突然シングルマザーになる 私がシングルマザーになったのは6年前。ある日、「行ってきます」と出かけて行った夫は、そのまま二度と家に戻ることはありませんでした。 突然シングルマザーになったからといって、悲しむ暇はありません! 三兄弟は当時7歳、5歳、2歳。例え父親が亡くなろうとも、お腹

          3人の息子を育てるシングルマザーが大学院に通いながら会社をつくった話