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タイムマシンを作れって?目的志向で考えれば解決策は見えてくる!

「タイムマシンを開発してください!」

こんな依頼が来たら、正直どう思いますか?
「いやいや、無理でしょ!」とか「どうやって作るの?」と思うのが普通ですよね。でも、ここで諦めるのは少し早いかもしれません。むしろ、こういうときこそ 目的志向 で考えるチャンスです。

今回は、目的志向とはどういう考え方か、そしてそれがどう解決の糸口を見つけ出すかという話をしていきます。


目的志向とは?

まず、目的志向とは何か? 簡単に言うと、「何をやるかではなく、何のためにやるかを考えること」です。

例えば先ほどの「タイムマシンを作って」という依頼。普通は「どうやって作るの?」「そんな技術ないよ」と考えてしまいがちです。でも、そこで一歩立ち止まって、「タイムマシンを作って、何がしたいのか」を問いかけてみることが重要です。

相手が本当に望んでいることが何かを知れば、もっと現実的な解決策が見つかるかもしれません。

タイムマシンで何がしたいのか?

それでは、実際に「タイムマシンで何をしたいのか?」と聞いてみましょう。

  1. 過去に行きたい?
    例えば「過去に戻って後悔していることをやり直したい」という理由かもしれません。そうであれば、タイムマシンを使わなくても、今の行動でその後悔を減らせる方法があるかもしれません。過去をやり直すことが目的なら、現在その失敗をどうカバーするかを考える方が建設的です。

  2. 未来に行きたい?
    逆に、「未来の自分に会いたい」や「将来どうなっているか見たい」という場合も考えられます。しかし、未来の自分がどうなっているかは、結局今の自分の行動次第です。未来を見に行く必要がなくても、今の努力がその未来を作り出すのです。

つまり、目的志向で考えると、「タイムマシンが必要」という要求の裏にある本当のニーズが見えてきます。タイムマシンそのものが作れなくても、過去を振り返ったり未来を考えたりするための現実的な方法は他にあるかもしれませんよね。

目的を深掘りすれば、解決策が見えてくる

大事なのは、「相手が本当に何を求めているのか」を理解することです。

例えば、過去に戻りたい理由が「昔のミスをやり直したい」というものであれば、今、その失敗をどうカバーできるかを考えることが解決策になります。未来に行きたい理由が「将来の自分を確認したい」ということなら、目標を設定して今の行動を見直すことで、未来の自分に満足できる道筋を提案できるかもしれません。

このように、依頼や要求をそのまま受け取るのではなく、目的を理解してから行動することで、実際にはもっと現実的で効果的な解決策が見つかることが多いのです。

コンサルタントに求められる「目的志向」のスキル

実は、これはコンサルタントの仕事でも非常に重要なことです。クライアントが「これが欲しい!」とか「これをやってほしい!」と言ってくるとき、その要求が必ずしも最適な解決策ではないこともあります。

例えば、工場の効率を上げたいという依頼が来たら、「新しい設備を導入しよう」とか「作業を自動化しよう」と考えがちですが、本当にやりたいことは「コストを下げたい」や「納期を短縮したい」といった別の目的かもしれません。そういった目的をしっかり理解した上で、「ではこうすれば解決できます」と提案するのが、コンサルタントの役割です。

これこそが、よく言われる「地頭の良さ」でもあります。単に言われたことをそのままこなすのではなく、「本当の目的は何か」を掘り下げて考える力が求められます。この力があれば、どんな難題でも解決の糸口が見えてくるのです。

目的志向でいきましょう!

ですから、難しい問題に直面したときこそ、まずは「その目的は何か」を考えるようにしましょう。タイムマシンを作るなんて無理そうなことでも、目的をしっかり理解すれば、もっと簡単で現実的な解決方法が見つかるかもしれません。

何かを達成したいときや行き詰まったときには、まず「その目的は何か?」と自分に問いかけてみてください。そうすれば、きっと解決策が見えてくるはずです。

目的志向で解決の糸口を見つけ、前に進んでいきましょう!

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