オハラ、公式noteをはじめました
はじめまして、株式会社オハラです。
私たちは神奈川県相模原市を拠点に、「光学ガラス」「特殊ガラス」を製造している企業です。
カメラや内視鏡に使われる高品質なガラスや、半導体製造装置や宇宙観測に使われる特殊なガラスを造っており、実は社会の様々なところでオハラのガラスが活躍しています。
そんな私たちですが、オハラのこと、ガラスのこと、社員の想いや地域での取り組みをもっと知っていただきたいという想いから、このたびnoteを始めました。
note初投稿の本記事では、オハラについて自己紹介させていただくとともに、私たちがこのアカウントを通して届けていきたいことをお伝えしてまいります。
オハラとガラス
当社は日本初の光学ガラスメーカーとして、1935年10月1日に創業しました。来年2025年には創立90周年を迎えます。
光学ガラスは、窓やびんなどに使われるガラスとは性質の異なるもので、不純物が極めて少なく透過率に優れ、正確かつ均質な屈折率をもつガラスです。カメラやプロジェクター、望遠鏡に内視鏡から衛星まで、精度の高い性能と確かな技術力が求められるフィールドで、当社のガラスは活躍しています。
例えば、古くは1969年に初めて月面着陸したアポロ11号。天体の高度を図るための六分儀や、月面観測用の望遠鏡に当社のガラスが採用され、月面に降り立ちました。
最近ですと、2023年に打ち上げられた小型月着陸実証機「SLIM」。着陸時に月面を撮影し自身の位置を推定する航法カメラや、着陸後に周囲を調査するための分光カメラのフィルターガラスとして、当社のガラスが活用されています。
そのほかにも、光学ガラスの知見と技術力を活かして開発された様々な「特殊ガラス」は、半導体露光装置や大型望遠鏡に搭載されています。また、リチウムイオン電池の基板や添加材などの活用が期待されるガラスも開発しています。
ガラスを通じて、様々なフィールドに挑戦し、そして豊かな未来を実現したい。そんな想いとともに発展を遂げてきた会社、それが私たちオハラです。
noteを通して届けていきたいこと
ただ、オハラという社名にも「光学ガラス」「特殊ガラス」という素材にも、聞きなじみがない人の方が多いかもしれません。
私たちが造る様々なガラスは、表立って見えるのはどうしてもごく一部。例えば、カメラには複数枚のレンズが搭載されていますが、実際に目にできるのは外側に配置された1枚だけ。そのほかの場面で活用されるガラスも、なかなか目にする機会はありません。
でも、そのガラスのひとつひとつには、これまでのオハラの歴史や挑戦、開発者の想いや製造現場の技術が詰め込まれています。
オハラのこと、ガラスのこと、働く社員のこと、社会に貢献できるような取り組みのこと。私たちの想いを少しずつでもこのnoteを通してお伝えしていきたいと思います。
私たちにとって、noteをはじめたことは大きなチャレンジのひとつです。読んでくださるみなさんにとっても、ぜひ楽しんでいただけるような記事を投稿していきたいと思います。そして、少しでもオハラを身近な存在に感じていただけると嬉しいです。
改めまして、私たちオハラのことをどうぞよろしくお願いします。