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小説執筆の覚書

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#コラム

リアルとリアリティー

リアルとリアリティー

よく物を書くときに「リアリティーがないです」と注意されることがあります。
別に「こんなことをしたらこんなひどい目にあった」というのがリアリティーではありません。

例えば、よく「ハチミツをたっぷりとかけたパンケーキ」という表現を見ます。
これを読んだら「ハチミツをたっぷりとかけたパンケーキは美味いんだな」と思うことがあるかもしれませんが、ハチミツって、慣れなかったら甘過ぎてたっぷりもかけられません

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インプットって大事

インプットって大事だなあと思うのは、ネタのストックとして「これとこれは使える」「これは他に回す」とできることだよなと思います。

例えるなら冷蔵庫の中身の掃除しながら昼ご飯をつくる感じ。

「卵とハムとザーサイあるし、冷凍ご飯もあるからチャーハンつくれるだろう」
「そろそろこのジュース賞味期限やばいな、牛乳とバターと粉末スープストック突っ込んでポタージュつくろう」

みたいな。

別にインプットす

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ネタ出し中

ネタ出し中

次の話を書こうと、絶賛ネタ出し中です。
あんまり「ネタ切れ」ということはなく、「これ書くにはなんのエピソードが必要だろう?」とネタの順番を考えるほうが大変です。

とりあえず連想ゲームでネタを並べ

ご飯

熱中症
マイムマイム

大量に並べた単語で「これとこれ」「これとこれ」とエピソードを組み

「熱中症対策に塩分と水分取れるご飯の話を書こう」

そのエピソードの順番を組み立てる。

「夏の運

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物書きとスランプ

物書きとスランプ

小説家に限らず、物書きが戦わないといけないもの。

・締切
・腰痛
・スランプ

一番ウェイトを占めてるのはこの三つじゃないかなと思います。
腰痛はあまりにひどいときは病院行っています(最近接骨医は保険証が使えなくなったのは痛いですね……職業病ですのに)。
締切は本当にどうしようもなくなったときは、担当さんに「ごめんなさい、伸ばしてください」と土下座すれば割となんとかなります(ただし、伝家の宝刀で

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好きだけじゃ頑張れないよ

好きだけじゃ頑張れないよ

母に「作業中はもろもろのこと手伝えないよ、ごめん」と、タイトなスケジュールのたびに頭を下げて小説書いています。そのこともあり、うちは家族全員が私が小説書いていることと印税をもらっていることを知っています。

ちなみに私が印税をもらえると知ったときの母は、私が書類書いているのを見て不思議そうにしていました。

「これなに?」
「これ出さないと印税もらえないんだよ」
「いんぜい?」
「うーんと、本書い

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カテゴリーエラーの話

カテゴリーエラーの話

賞に応募するとき、いつも悩むのが。

「この募集に、この話を送って大丈夫なのかな?」です。

例えばミステリー求めている大賞に、ミステリー全く関係ないバンド小説を送っても、どんなにできがよくても落とされます。
例えば純文学求めている大賞に、「前世は冴えなかったけど、現世ではモテてモテて困っちゃう話」を送っても、送る賞を間違えてると、無視されます。

その賞が求めている作品ってなんだろう?
新規レー

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