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冬のすごしかた





 

 もう12月になりましたね。

今日、なんど挨拶代わりに口にしたでしょうか。



 一気に変わって、ひんやりと街を冬の空気がまとっています。師走というように、慌ただしいこの時期は苦手だという人もいます。


 冬のこのクリスマスやイルミネーションといった、街中が賑やかに彩られるさまは単純に見ていて楽しい気持ちになります。私は、この冬の季節の過ごし方がが好きです。



 家でゆっくりと暖かく過ごすひとときも、夏の時期とは違った時間の流れ方をしているように感じます。夏は、日差しのせいか外へ気持ちが向いていきますが、冬はより内向的になるようで、自分の気持ちがより内側へ向いている気がします。



 そんな時、よく私は手紙を書きます。自分の今過ごしている様子を相手に伝えるのはもちろん、相手からの返事を待つのも好きです。


LINEで用事が済んでしまう時代に、あえて手紙で自分の文字でしたためるのは、「手紙」という手段が、急を要しないで届くことに意味があります。


メールと違うのは、一瞬のやり取りで気持ちが行き来しないことです。書くのにも、郵送される間にも時間がかかるので、送る側も受け取る側も手紙とじっくり向き合うことになります。


手紙の楽しさは、モノとして相手に届くことにあります。文字だけでなく、便箋選びから手紙を書くことは始まっているのです。


この人になら、この季節ならこの便箋や封筒が似合うな、と考えることが手紙が相手への親しみを深めてくれます。文字を書くペンやインクも選ぶことを考えると、無限にその趣向が広がります。



 時期的にも年賀状を準備し始める季節、手書きで相手に気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。



 考え事をするのも、私は冬の寒い時期のほうが多くなります。一年の終わりが見えているから、それを振り返るという気持ちもあるのかもしれません。


皆さんは、今年どんな一年になったでしょうか。手紙として、あるいは自分だけのノートにこっそりと、手書きでじっくり書き出してみるとおもしろいですよ。




今日のお話はこの辺で。また、わたしとおはなししましょう。



Copyright 2022 Chihiro Egoshi





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