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マイノリティのお話し

この年齢になると結婚の話題をされることが多い。

近所の○○さんちの孫が生まれたんだって。
joeはいつ結婚するんだ。

親戚をはじめ、仕事で知り合う人にも言われる。


余計なお世話だよ。


30過ぎたら結婚しろ。
孫は早いうちに作れ。
結婚はまだか。


そんなこと何十回言われたって
もう女性を好きになることはないし

こういうことって見た目じゃわからないから困る。(バリバリオカマ出してるつもりなのにノンケだといまだに思われる謎)


去年からスキルアップのためにスクールに通っている。(オカマスキルじゃないよ)

講師とマイノリティの話になった。

・男なのか女なのかわからない客がきて結局どっちか聞けなかった

・近所のスーパーに男性カップルが手を繋いで買い物に来ていてゾッとした

そんな話をふざけた顔して話すもんだから
ついイライラしてきたその時に

「joeさんの周りにはいますか?」

と話を振られた。

カミングアウトは流石にできなかったけど
います、と答えると「えー!?」とまたふざけた返事をしてきやがった。

・今の時代別におかしいことじゃない
・受け入れられない人は心が狭い気がする

端的に返答すると「年寄りはね〜(^_^;)」
とふざけた返事をしてくるもんだから
私の中で何かがプツッと切れる。


「若かろうが年寄りだろうが関係ないんですよ

知りもしない人がこういう話題するのは

なんだかイライラしますね。」


気付いたら下を向きながらそんな言葉を吐き捨てていた。



すみませんとおどけたおばさんと他の受講生が静かになった。


本当はもっといろいろ言ってやりたかった。

でも、別に自分のマイノリティのことについて理解してほしいわけじゃない。

でも世間には認めてほしい。


難しい立ち位置に少し涙が出そうになった。



男なんだからとか、いい歳なんだからとか、
そういう押し付けは本当に窮屈。


もっと気楽に生きようよ。

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