安く手に入れる＝お得なのか？
こんにちは。お華です🌸
このところモノを買うときの基準や、「お得」という言葉に対しての認識に変化が現れました。
ある日、スーパーで買い物中の自分をふと俯瞰的に観る瞬間があり、そこで気づいたことが、わたしが「今」一番欲しいものを選んでいない。ということでした。
無意識下では今一番欲しいものを買っているよね。と思っていたのですが、私の目は一番欲しいものをみた後にすぐ、それよりも安いものはないかと探しているのでした。
安くても欲しくないものは買いませんが、一番欲しいものの横で、値引きをしているものがあればそちらを選択することが多いなぁ。という感じ。
毎日繰り返す選択は、その都度自分に暗示をかけている行為だと思うので、この場合だと「わたしはいつも今一番欲しいものを買えない」を繰り返し繰り返し脳にプログラミングしてたかも…とぞっとしたのです。
この行動にも思い返せばルーツがあり、
幼少期の頃、母は買い物が好きでよく一緒に買い物に出かけたのですが、出向いた先の「セール品」の中から購入することが多かったのです。買ってくる服にはだいたい値引きのシールが貼っていました。
そうやって購入した服や人からいただいた服でファッションを楽しんでいましたが、いつも大量の服で服で家がいっぱいなのでした。
安く買えたことが嬉しいだったのか、
その中でも似合ってる服ももちろんあったけれど、中には「これサイズ感おかしくない？」のものや「母に似合うか？」なものがちらほら。
今思えば服のエネルギーと母自身のエネルギーがあべこべだったんじゃないかな〜と感じます。
その光景を繰り返し繰り返し眺めていた。
大人になってからも、私が買い物をしてきたら母が横から「それいくらやったん〜？？」と毎回必ず聞いてくる。
(それが嫌で大体買い物に行った日は黙っておくことが多かった)
それで「〇〇円やったよ〜」と言うと母の基準でお得に買えていたら「お〜！安かったなぁ」とかで、母基準で高ければ「へぇ〜！！すごい！ええ値段やな！！」などど反応が返ってくるのです。
北海道で一人暮らしを始めてから、物理的距離を空け、言われる言葉にいちいち反応することが減りましたが、実家に住んでた間はすごーく影響を受けまくっていたなと実感しています。
だってこどもが一番最初にみて触れる大人が親な訳で、善悪の価値観など全てを見て感じて学習するわけですから。
親の嫌なところは絶対真似をしない！！と意気込んだところで、良いも悪いもしっかり脳内回路に組み込んじゃってて。笑
母のせいだ〜！！と昔の自分だったら静かに恨んでいたと思うけど、今は出どころがわかってホッとしたって感じです。
そして「じぶん」と「親」の価値観のからまりを、大人になってからひとつずつひとつずつ解いていっています。
ということで最近の買い物では「今一番私が欲しいもの」を買うように、脳のプログラミングを学習し直しています。
日々のスーパーの買い物だったら例えば、納豆を買うときはパッケージを見て、パッと見た印象で、値段は置いておいて(脳の反応としては値段は超気になるけど)その時一番食べたいものを選択するように意識しています。
納豆とかだったら値段差があってもたかだか10何円だしね。
これにはだいぶ慣れてきた。
購入後の体感として、まずとても心地いい満足感を得られます。
「わたし」が「私」の為に一番欲しいものを選んで買ってあげたという体感になるので、それだけでハッピー！な気分なのです。
これは今までとは大違い！！
今までの、いま欲しいものを買わずに横の二番手のものを買った時は、「一番欲しいものを買えなかったなぁ〜😞」という残念感？残尿感にも近い、ちょっとがっかり沈むような感覚が残りました。
無意識のうちにこんなに自分をガッカリさせていたのか！と体感を持って気づくことができました。
そして心地よい満足感も、沈むような気持ちも買った直後だけでなく、日々身につける度に思い起こされますから、やはり一番気に入ったものを買うことは、その後の幸せな余韻にも繋がっていくのです。
最近迎え入れたもので、買うときに一番ドキドキしたのが1900円の木のシャープペンシル。
絵を描くときに使うシャープペンシルが欲しくて地元に帰省した際、文房具店に探しに行きました。
最初はシャープペンシルがずらっと並べられたコーナーで200円くらいの使いやすそうなものを探していたのですが、店内を物色していると……見つけてしまった。
オーク材の樽から作られた深い茶色が美しいシャープペンシル。
値段を見ると1900円。
『うわ〜〜！めちゃくちゃ素敵〜！手に馴染んで程よい重みも心地よい〜！』
『でも今までこの値段のシャープペンシルは買ったことがない！！』
『たかだかシャープペンシルに2000円近くも出す？？！』
脳内会議が騒がしくなってきました。笑
だけど見れば見るほど美しくてときめく。
先に見たシャープペンシルコーナーに戻るも、オーク材の品が頭から離れない。
う〜〜〜〜〜ん。
もう別のことを考えようかと、他のものを見るも頭から離れない。
悩みに悩んで…
最後までときめきが消えなかったオーク材のシャープペンシルに決めました。
↑今、書き起こして読んでみるとわたしかわいいな。笑 2000円くらいでぐるぐる悩んで。って。
でもナイス判断よ、わたし！！
お迎えしてから早速使ってみましたが、描き心地のなめらかさ、ほどよい重み、美しいフォルム…
しばらくの間ペンを握り、うっとりしておりました。
そしてその感動を今も、使うたびに感じております。
そんなこんなで、日々に特別派手さはないけれど、じんわり満たされている感覚で過ごせています。
冬はゆっくり過ごして、春になったらまた活発的に行動していきたいな。☃️🌸
今日も見てくれてありがとうございます！🧝♀️💫
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