見出し画像

ありとあらゆる行政機関に相談し始める ~ADHDっ子 中学2年生 その9

自分一人ですべてを背負うことに限界を感じていた私

長女の病院へは毎月私一人で薬をもらいに行くだけ。

いつものように薬をもらいに行ったある日、たまたま心理の先生とすれ違いました。

思考停止状態の私は自分から話しかけることができませんでしたが、先生のほうから

「わー!お母さんひさしぶり~!!最近どう??先生からはいろいろ聞いてるんだけど…」って声をかけてくれました。

心理の先生とは小学生の時の面談を含めホントに2、3回面談をしたくらい。

廊下で会えばちょっと話をしたことはあったけど、それからしばらく顔を合わせていなかったし、沢山の患者さんを抱えているからまさかパッと見て私に気付いてもらえるとは思っていませんでした。

最近の長女の様子を伝えると「そっか~。お母さんホントに良く頑張ってるね~!久しぶりに予約入れて会いに来てもらえることはできないかな?」って言っていただけましたが、普段まともに話しもできないし、病院に寄り付こうともしないので厳しいかも…と伝えました。

が、私はもう限界…。

耐えられないとこを伝えると、たまたま長女の学校に来ている心理カウンセラーの先生とお知り合いのようで、「とてもいいい先生だから娘ちゃん一度相談に行けないかなぁ…」

と言われましたが、そっちの方が絶対に無理だと思うと伝えました。

発達障害であることを自分で受け入れない限り、自分で変わろうとは思えないだろうし、学校の心理カウンセラーの所に行くところを友達にも見られたくないだろうし…

絶対こんな話をしたらキレるとも思っていました。

「お前がこんな人間に産んだんだろう!知るかよ!!」

って言われて暴れるのが目に見える。

提案することすらためらいました。

長女に何か行動を促すことは難しい。

長女を刺激せず何か環境を変えられる方法はないか…

「それなら、こっそりお母さんだけでも相談に行くことはできないかな?私の方からも話しておくから!」

なるほど…私が会いに行くのかぁ…

まぁ、何でもいい。

何か変われるきっかけが欲しかった私は学校の心理カウンセラーの先生に会うと決めました。

が、鬱というものは自分の行動も思考も狭めてくる。

「やらなきゃ!」という思いは吐き気がするほどの拒絶反応が出てしまう。

なかなか行動に移せず、気付いたら1カ月経ってしまっていました。

学校の心理カウンセラーに会う

やっと重い腰を持ち上げて電話をしました。

電話の先では「お話は聞いてますよ!」と優しそうな女性の声。

とにかく、絶対に娘にはバレないように学校に行きたい事、生徒にも会わない時間帯での面会をお願いしました。

ある程度の状況を把握してくれていたので話しは早く済み、カウンセラーの先生にの指定した日時に学校に行くことにしました。

面談当日

こっそり行った学校はまさに授業中。

静まり返る学校の廊下をこそこそと歩いて1階にある指定された教室に向かいました。

ドアをノックすると若い優しそうな笑顔の女性が出迎えてくれました。

勝手にベテランのおばちゃん先生を想像していたから拍子抜け…

教室の中は応接間のようなソファーとテーブルが置いてある部屋でした。

ソファーに座り、名刺を頂き

「お母さん、ご飯ちゃんと食べてますか?」

って。

ん??

「食べてます。(一応…。)」

仕事に子どもたちの事、そして長女!!

毎日が戦争のような日々だったのできっとやつれて見えたのでしょう…

一通り長女の生い立ちから現在まで、家庭環境、私の普段の長女への接し方や私が鬱になってしまった事などを話し、真剣に聞いてくれる姿を見て涙が出てきました。

「うん。うん。お母さん頑張ってますね。」

って。

先日心理の先生に会えた時にWISC3の結果をメモさせてもらったものも見せました。

数値的には多少ムラがあるものの、そこまで悪い数値ではない様子。

今の問題は長女が暴れて大変なこと。

そんなことを話したら、暴れた時のために一度警察に相談することを勧められました。

あとは児童相談所にも相談してみることも勧められました。

長女の暴言、暴れる行動。

正直、長女と離れる時間を持ちたいとも思っていました。

いっそのこと、児童相談所で預かってもらって、私にわがままが言えない状況になったら長女はどうするのか試してみたかった。

何よりも、長女の姿を見て育つ下の子たちへの影響も怖かった。

母親に対してこれが普通だと思われたら、教育上良くない。

これが当たり前の環境だと思って育って欲しくなかったのもあります。

そんな話を色々して、私の長女への接し方は間違ってない!それでいい!と太鼓判押してもらえたのでちょっと安心したというか自信にはつながりました。

次は警察と児童相談所!

自分ではなかなかそこまでの行動を起こせなかったけど、カウンセラーの先生に背中を押されて行動しよう!と思えました。

これで少しでも何かか変わるのであれば…

そんな期待を込めて、まだ授業中の静まり返ったタイミングを見計らって先生にお礼を伝えて学校を後にしました。

最後まで読んでいただきありがとうございます☆頂いたサポートは子ども達の笑顔のために大切に使わせて頂きます(*^^*)心からの感謝をあなたに…...♪*゚