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家庭環境は更に悪化 ~ADHDっ子 中学2年生 その8

ダミーとして処方されたアリナミンは結局ダミー

続けて飲んでしばらくして「こんなの効かないんだよ!!」

とキレていました。

アリナミンは処方されなくなりました。

その一方で長女の態度はどんどん悪化していきました。

時には椅子が私や下の子たちに向かって飛んでくる。

あまりに危険な時は近所にある実家に逃げたことも何度もありました。

長女がどんなに脅してきても平静を装う私。

怖がってしまったら私の負け。

私が怯える姿を見せたらこの子の暴走は更に止まらなくなる。

絶対に負けられない。

だけど、ほんとにもう限界…私の心はどんどん壊れていきました。

機嫌がいい時はいいお姉ちゃんなんです。

下の子たちもホントはお姉ちゃんが大好き。ホントは仲良くしたい。

長女自身も自分の抑えられない感情と戦っていました。

ホントはみんなで笑って過ごしたい。

みんながそう思っていました。

長女に私の病状をカミングアウト

もう耐えられなくて…

ずっと隠してきたけど…

辛耐えられな過ぎてある日の夜、薬を飲みながら長女に伝えました。

「実はね、ママは心の病気になってね…それで薬を飲んでいるんだよ」って。

「は??心の病気って何なんだよ。意味が分かんないんだよ!!だから何なんだよ。知るかよ!私は変わらないからね。」

って…。

あ~。通じないか…。

伝えたらちょっとは変わってくれるんじゃないかと思った私が甘かった。

私の弱みを握った長女の反抗的な態度は更にパワーアップ。

もう、無理。消えてしまいたい。

下の子たちがいるからこの世から消えることはできないけど、この現実から消えてしまいたい。

目の前に見えるものも、この思考も全て失いたい。

そうしたらどんなに楽なんだろう

全てから解放されたい。

そんなことばかり考えていました。

仕事にも支障が出るようになる

もちろん仕事面での成績もダダ下がり…

パソコンの画面を見ていると吐き気がする。

頭が真っ白になる。

お客様のプランなんて全く考えられない。

もちろんお客様のところにも会いに行けない。

職場の先輩には長女の事も心療内科に通院していることは伝えていました。

だけど「大変ね。」って。

結局他人事。誰も理解してはくれない。

鬱だということも「甘えてる」って言われる始末。

あ~。それ一番キツイやつ…。

元々、めちゃくちゃ頑張っていただけに怠けてるだけって判断されてしまう。

入社して4年目。

確かに気が抜ける時期なのかもしれないけど、そういうわけではない。

どうしても無理だった。仕事に対しての拒否反応しかなかった。

それからできるだけ人と話すことを避けるようになりました。

普段ずっとコンタクトレンズをつけていましたが、人と目が合わないようにするために眼鏡で出社するようになりました。

眼鏡をかけて下を向いていれば誰とも目を合わせなくて済む。

誰かの視線を気にしなくて済む。

元々は基本笑顔で過ごしていたので、「ohanaちゃんがいるだけで会社の中が明るくなるよね!」って言われてるような人間が誰とも目を合わせずに過ごすことの苦痛。

普通に過ごせない事がホントに辛かった。

朝礼中に辛くて下を向いて涙を流してしまうこともありました。

調子が悪くなれば薬を増やしてもらって、その時は仕事ができました。

でも頑張ると結局つぶれる。

それの繰り返し。

薬を増やして仕事して、頑張りすぎて撃沈して。

仕事ができる時があるから更に理解されない。

ただの気分の波だと思われてしまう。

家でも会社でも誰も理解者がいない。

そんなキツーイ状況がしばらく続きました。

最後まで読んでいただきありがとうございます☆頂いたサポートは子ども達の笑顔のために大切に使わせて頂きます(*^^*)心からの感謝をあなたに…...♪*゚