子どもと育む日々のこと。

子育てなんて、そんな大それたこと、
できてるなんて思ってません。
私は、彼らと共に生きてる、けれど、
誰が誰を育てているのか、わかりませんもの。

3人の子どもたちと、かかわり合う時間の中で、私が彼らにあげられるもの、
彼らが彼らで分かち合うもの、
彼らが私にくれるもの、
手に取り合って、見せ合って、
宝物にしたり、捨てたりしながら、
お互いに、認め合う。

そうありたいと考えながら、
日々の暮らしを育むことを、
記録したいと思いました。

私は、「いわゆる良い母親」ではありません。

1日の始まりを、穏やかな声で「おはよう」と起こしてあげたい。
優しい笑顔で「行ってらっしゃい」と送り出したい。
こんな、なんでもない、心がけひとつで今朝にでもできたようなこと。
こんなことさえ、なかなか出来ない、
「いわゆるダメな母親」です。

朝起こして夜眠らせるまで、
朝から晩までずーーーーーーっと、
「早くしなさい」「いいかげんにしなさい」
「何度言ったらわかるの」「あれはダメ」
「それもダメ」「やめなさい」
「だから言ったでしょ」
etc etc etc etc etc ………
それも全部大声で語尾に「！！！」付き。
子どもに絶対言っちゃダメな言葉集、
シャワーを浴びせるかの如く。
子どもたち、1日中ビッショビショ。

1日の終わりには、植物が枯れるくらいに溜息をついて「明日こそ」と思うのです。
「明日こそ、もっと一緒に笑おう」
「明日こそ、もっと話を聞いてあげよう」
「明日はもっと抱きしめよう」

日々、確実に成長していく彼らの横顔。
そこから教えてもらうのは、
「いつまでも〝明日〟は続かない」事実。
その焦りと尊さとを、ひしと握りしめて。

大声で怒鳴って、ゲラゲラと笑って、
やかましい母さんとして、
彼らと一緒に過ごしていく日々を、
大切に大切に、育んでいきたいと、
思うのです。

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