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想像力を働かせるとどうなるか

わたしは自分で鈍感だと思う。母はすごく気がつく人で、いわゆるHSP(Highly Sensitive Person)の気質がある。父は逆に全く気が利かない。わたしはどちらかというと父の血を受け継いだようだ。

営業マンの時もそうだった。飲み会の場や接待でも、気が利かなかった。抜群のタイミングで料理やお酒を注文したり、さりげなくご飯を分けることができる友人を羨ましいと思った。

やろうやろうと思って、神経を使い過ぎてどっと疲れたこともあった。

今でも気の利いたことはできない。苦手だ。憧れはあるけど、わたしは鈍いからできないと思っていた。


ただ、最近ひとつのことに気がついた。わたしでも周りが見える時があるのだ。

それは想像力を働かせるということ。

想像力を働かせると違うものが見えてくる。
「この人は次、どんな行動をするのかな」人に視点を移すことで、鈍い人間でも少し気の利いたことができるようになる。

これならトレーニングできるかもしれない。


気が利かない時は、大体自分中心になっている。例えば先ほどの営業の時は、「気の利いたわたし」に焦点が行っていたのだ。周りのためと思いつつ、「周りによく思われたい自分」に矢印が向いていた。それでは鈍い人間は気がついたりしない。


わたしは鈍いことを別に卑下してはいない。時に自分を守るスキルだと思うし、何かに夢中になるときには、ゾーンに入れる。周りのことが気にならなくなり、集中できる。


ただ、対人関係において、想像力を働かせるのは大切だと思う。別に気の利いた人間だと思われたいのではない。鈍いから、その人の気持ちは分からない。でも人が快適に思うことは想像して考えられるはずだ。

その人のことを考えて行動して、結果的に良い関係を築けるなら、こちらも幸せを感じる。だからこれからも少しトレーニングをしてみようと思う。

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