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雨雲につけ回されている旦那さんと、それを追い払う嫁

雨雲は旦那さんを付け回していると思う。彼が行くところに雨雲がついて来ていると思うほど、雨が降る。私のライバルは「自然Nature」。どうやって追い払えばいいのだ。

カナダのウィニペグは滅多に雨が降らない。山がないから空気が留まらずに早く流れていく。降っても夕立や通り雨。5月から6月は台風のような春の嵐が何日かあるくらい。

旦那さんが珍しく「暖かくなってきたし、動物園に行こう!」と計画を立てて、天気予報もバッチリ晴れ!

当日、雨。
なんでやねん、と窓の外を見てつぶやく夫婦。
こういう時は、お弁当を持って美術館や博物館に変更。

また別の日も、旦那さんが「新緑がキレイし、ピクニックへ行こう!」と決めた。前日は星が出るほどだった。きっと、大丈夫と眠りについた。

当日、”お約束”の雨。
やっぱりな、と窓の外を見てつぶやく夫婦。
お家でゲームと読書に変更。

彼だけがアメリカに行った時のこと。アメリカも滅多に雨が降らないのに、彼がいた間だけありえない量の雨が降ったらしい。私がいるカナダはずっと晴れだった。

彼が戻ってきたら、カナダが雨になり、アメリカは晴れたらしい。彼と一緒に旅行すると、太陽がサンサンとしている日は少ない。

「俺、干ばつ地域に行ったらいいんかな」と真剣に言っていた。私と一緒に出かける時に天気が悪いと、彼は謝ってきて本気でへこんでいる。

反対に、私は晴れ女。台風が来ると予想されている日に、USJに行く予定だった(当選したチケットだったので、日付が決まっていた)。台風なら行けないし、天に任せよう。当日、見事快晴!前日の天気のぐずつきは嘘のようだった。USJは存分に楽しめた。

旅行もお出かけも、気持ちいいくらいに晴れていたら心も足取りも軽くなるだろう。でも私は、旦那さんとなら雨でも楽しい。

急な雨に降られて雨宿りして、新しいお店を発見したり、雨が止むまで空を見ながら旦那さんと喋ったり。外から中のアクティビティになっても、それはそれで楽しい。天気に振り回されるから事前に予定を立てず、当日晴れたら思いつきで外へ行くこともある。

人生も、予定もそう毎回、自分の思い通りにはいかないもんだ。だから、おもしろい。彼との生活は。

それに、雨は雨で素敵。水の音は落ち着くし、雨上がりの虹はキレイだし、葉っぱについた雫もツルンとしているのも可愛い。汚れを全部洗い流してくれてスッキリする。一番良いところは、お家大好きな私たちは家に引きこもってゲームや読書に専念できる!

うっすら、ダブルレインボー🌈

よく考えると、「雨男」や「晴れ女」も結局は自分の思い込みかもしれない。自分たちが出かけた時に雨の日と晴れの日だった数をカウントして、無理にこじつけているような気もする。

私が一番大事にしているのは、どんな天気でも自分たちの心を晴れにする。雨でも、辛い時でも、それにフォーカスする時間を短くして、良いことを探して、見方を変えて、心を元気に明るくする。それでもどうしようもなく心に雨が降ったら、お互いに傘をさしてあげたり、雨避けになってあげたり。

自然Nature」に勝つことはできない。でも旦那さんの心の雨雲を吹き飛ばす、晴れ女になるぞ!


「仲良し夫婦サークル」の皆さんの中にも、雨男・女、晴れ女・男エピソードってありますか?☔🌞

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