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カゾクへの怒りと心の毒抜き

頑張ろうと思ったらコレだ。カゾクが邪魔をしてくる。

別の記事で、いい調子で文章を書いていたのにペースが乱れる。カゾクとの体験から学んだ大事な想いを軸にして書きたかった。でも出てくるのは彼らの悪口ばかり。本筋とズレて、何が言いたいのか分からなくなった。

そうなるともう、手と思考が止まる。「お前には無理」とか「お前なんか生きてる価値ない」とかも聞こえ始める。この言葉はいまだに、しつこくつきまとう。いい加減、どっかいけ。

なんで今もまだ、私の邪魔をしてくるんよ。

もう何も奪わんといて。私から友達、彼氏、お金、尊厳、目標、子供時代、教育も奪ってきたやん。全部台無しにしてくれたやん。あんたたちのせいで、私が遅れを取り戻すのにどれだけ苦しんでるのかわかってんの?それでもカゾクのせいにせず、ただひたすらちょっとずつ進んで、自分の「できた」を増やしているのに。こっちは全部返してほしいくらい。

そんなの無理なのはわかっているのに、こんな時はどうしようもなく恨み事が出てきて、彼らを許せなくなる。カゾクといた時の自分、あの忌々しい家に心と記憶が引き戻されてしまう。

でもちょっと待って。これって何?私を否定しているのは誰の声?

彼らとは疎遠で、「今」の私に何かをしてきたわけじゃない。これは頭の中の自分が私を傷つけるのか、それともフラッシュバックしているのか。どうしたらいいの。

混乱した後は、ふと「もういいかな」って思う。これは命を絶ちたいとかじゃなく、考えるのが面倒になるだけ。頑張ろうとしたら突然襲ってくるコレに、いつまで苦しめばええの。一生付き合っていかないとアカンのはわかってる。頭の中の声に従う方が楽なんちゃうかな。

自分は無価値で何をやってもダメだと思って生活すれば、何も考えなくていい、頑張らなくていい、人に流されるまま生きればいい。

そうしないのは、やっぱりカゾクみたいになりたくないから。転落したら這い上がるのは難しい。転落した先には、「欲」地獄があると思う。

パパとお兄ちゃんたちは、もがいて這い上がるのをやめた。しんどい思いをするよりも、欲に溺れる方が楽で気持ちいいんだろう。自分から欲に溺れたくせに、誰かが楽しそうにしていると妬ましく思うみたい。だから甘い罠を張って、地獄へと転落させられそうな人を探しているんだろうな。

人を騙してはいけない、人の物は盗ってはいけない。そう私に教え続けた本人たちが、いけないことをしている。もうあれは、私の知ってるパパやお兄ちゃんではない。

でも私も、卑怯かもしれない。

辛い体験談を少なく、今幸せに生きてることを書きたいと言う割に、読む人に「うちのカゾク最低でしょ」と思わせたい気持ちがある。それを正々堂々と書かず、自分は彼らとは違うみたいな態度を取っている。それなら思いっきり悲劇のヒロインぶる方が可愛げがある。私もあの人らと同じじゃないか。

ひどい仕打ちをしたカゾクを悪く書けば、私も彼らみたいに人の不幸を楽しむ人間になるんじゃないの。でもそれは建前で、本音は良い子ちゃんでいたい、いい格好したい、人に嫌われたくないだけ。自分のそういうところが卑怯だと思う。

しっかりとカゾクの影響が出てるのがムカつく。頑張ろうとしている時に突然フッ、と頭の中に現れるのもやめてほしい。いや、これは私のコントロールの問題?

ダメだ、エンドレス。吐き出して少しスッキリしたから、ここで無理に終わろうと思う。

こんなに見苦しい文章を読んでくれた方、ありがとう。

下記は、カゾクとのエッセイを書いてまとめたマガジン。


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