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得意な家事を分担して良くなったこと

私たち夫婦はカナダで2人暮らし。旦那さんは家で仕事をし、私は専業主婦。

家事は得意なことをできる方がやる、をモットーにしている。そのおかげで、私は「奥さんだからしっかりしないといけない」という思い込みから解放された。

お互いの得意なことを活かそう、と旦那さんが提案してくれたのがきっかけ。

彼が料理担当で、私は掃除担当になった。私は元々料理は好きではない。反対に彼は、栄養バランスを考えて料理をするのが好きらしい。私は片付けが好きだけど、彼はそうじゃない。前は役割が反対だったから、お互い晩ごはん前後が憂鬱だった。

役割を変えてから早3年。食べるもので体は変わったのか、私たちは風邪を引かなくなった。私は毎年胃腸風邪と口唇ヘルペスがあったのに、この1年半はすこぶる調子がいい。生理痛もほとんどなくなった。彼が薬膳ご飯、栄養バランスが整ったご飯を作ってくれるおかげだと思う。

憂鬱だった時間も、今は私の楽しみだ。2人でキッチンに立つから夫婦の会話も弾むし、2人でやるからご飯も早くできる。掃除担当の私は、彼がまた心地よく料理ができるようにキレイにする。

役割分担があっても、臨機応変に対応する。彼が忙しい日は私がご飯を作るし、私の手が荒れている時は彼が片付けをしてくれる。してほしいことはちゃんと言葉でお願いする。してくれたら相手の目を見て、感謝を伝える。「言わなくてもわかるでしょ」な考えは、不満の種になるから注意。

しんどい日は、「明日でいいや」と肩の力を抜くことも覚えた。洗濯物を畳んでない日や食器がシンクにたまっている日もある。でも嫌なニオイもないし、1日家事をしなくても死なない。前は「奥さんだから完璧にしなきゃ」が邪魔していたけど、彼は私が楽しく過ごしてくれるのが一番嬉しいそうだ。

家事だけでなく、普段からお互い何を考えているのか、得意・不得意なこと、お互いが幸せになる方法を話すのは大事だと思った。

自分たちの得意なことを活かすと夫婦仲も円満で、心にも余裕が生まれる。そのおかげで健康にまでなり、部屋は大掃除が必要ないくらいいつもキレイだ。

得意なことをできる方がやる。私たちには良いことだらけだった。

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