そろそろ、干からびそうです。
カナダのウィニペグは日本と比べて雨が少ない気がする。
最近のウィニペグは日本くらいの蒸し暑さで、気温は30度を超えている。上半身裸のおっちゃんとお兄ちゃんたちがそこら辺を歩いている。
普段は湿気がほとんどなくて、夜はクーラーがいらない涼しさなのに、この暑さは異常。しかもウィニペグは日照時間が長く、朝5時半から夜の10時くらいまで明るい。一番暑い時間は夕方6時くらい。
私たち夫婦はクーラーが苦手。旦那さんは鼻がズビズビになるし、私はお腹を下す。でも窓を開けると、サウナのような熱気が部屋に入ってくる。旦那さんと顔を見合わせて頷き、窓を閉める。クーラーをつけたり消したりしながら、2人ともアイスパックで首や脇の下を冷やしている。旦那さんは本当に辛そう。
「京都育ちのでも、暑さには慣れへんのやな」
「んなもん、関係あるか!暑いもんは暑いねん」
どんな時もツッコミを忘れない旦那さん👏😄
反対に、真冬は気温マイナス30度にもなる。肺が凍るほどの寒さだから、外出時は鼻と口は必ずマフラーで覆って下さい注意報もあるくらい。風が強い日に15分以上外にい続けたら凍傷になるとかも聞いた。おしゃれとか言うてられへん。身を守るのが最優先。
思ったのだけど、ウィニペグの気候は「痛い」。真夏は太陽の日差しが強くてジリジリする。焼かれているのが分かる。真冬は針で顔を突き刺されるような寒さがある。
ウィニペグに住んで5年経つけど、冬と夏の気温差にまだ慣れない。
暑さといえば…今週のバンクーバーは47度まで上昇するらしい。北米のどこかの地域は地面が割れるほどの暑さだと、Twitterのトレンドにあがってた。
雨が降れば少しは涼しくなるのにな。
ウィニペグで雨は降っても、夕立ちや通り雨。それがまた激しい。稲光が見えて横殴りの雨。「やっと私の出番!さぁ、降らすわよ!」と言われているみたい。どこかの子供たちは、雨が降るとキャッキャっと走り回っている。わかるよ、その気持ち。
激しい雨が去った後は、キレイな虹が出ることもある。あとは、夜中に静かに降り続くことも多い。今朝、水しぶきをあげて走る車の音で目が覚めた。
「お!今日、雨?!」
ガバっと身を起こして窓の外を見る。
路面は濡れていて、ほのかに雨の匂いがする。
ポツポツとまだ降っている。
晴耕雨読や!雨の日に読書するのが好き。活字と雨の音で心が穏やかになるから。嬉々としてベッドから出て、鼻歌なんか歌ってみる。
それから数時間。
「さぁ!今日も元気に頑張りましょう!」かのごとく、ピカーンと光り輝く太陽。呼んでへん。熱血教師なみに暑苦しいねん。道路も、草木も、雨なんて無かったみたいに乾いている。
雨読、叶わず。
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