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NY在住の日本人アーティストカップルのドキュメンタリー CUTIES AND THE BOXER

ドキュメンタリーが好きなアメリカ人の船内ルームメイトがおすすめしていて、皆で見たドキュメンタリー映画「CUTIE AND THE BOXER キューティー&ボクサー」1時間20分ほどと割と短く、ドキュメンタリーって飽きちゃうことがあるんだけれど、最後まであっという間に見た。見たものや読んだものの感想を、どんな形でもいいから言葉にする。その練習として、感想を書いていく。

「日本人だなあ」

今回周りが皆外国人の中、私だけが日本人という状況で見たのがどれだけ影響したのか分からないけれど、見ながら「ああ、日本人だなあ」ってすごく思った。

お互いにアーティストである日本人のカップルがNYに(確か)40年くらい暮らして活動をしている。その2人を追ったドキュメンタリーなんだけれど、これだけ長くNYniいても関わる人たちが日本人が多いんだなあって思ったりとか。

夫婦間の愛情表現(だと客観的には推測する)軽口や、すんごく辛い思いをしてきた道のりを「これがあったから今の私がある」「もう一度繰り返すことを選ぶ」という風に肯定して(実際にそれを作品にもしている)、その感じが私的には、めっちゃ日本人だなあ、って思った。

一緒に見ていた人は、「後半めっちゃ泣きそうだった」って言っていて、結構驚いた。面白かったけれど、泣くところあった?って。何で?って聞けばよかったな。

アーティストであること

何かを自分で作っている人は、ほぼ無条件でカッコいいな〜、いいな〜と感じる、ここ数年の私。この2人は一体何に突き動かされているんだろ。いいな、で終わらないで、作って、それを辞めないで、いや辞められないでいる人たち。

ボクサーは、80歳ですよ。それでボコボコ、パンチで絵を描くわけですよ。そこには何があるんだろう。「やりたい」と「やる」の間にあるエネルギーの違いなんだろうか。

NYでアートを勉強、というかやっていたすごく好きな友達をどこか思い出しながら見た。そしてキューティー、かわいい。

ドキュメンタリーの作り手

ルームメイトが、ウェブ担当として、また個人のパッションとしてビデオを作っていて、その過程や出来上がったものを見せてもらって、すごいなあって思うのと同時に、動画ってこうやれば作れるもんなんだ、意外と出来るかも、と思いつつある。

その後ドキュメンタリーとか動画をみるときに、なんとなく作っているところを想像しながら見ている。

題材となった2人の人生もそりゃ面白いんだけれど、映像としてすごく綺麗で(花の下に横たわるところ、特に綺麗だった)だから飽きなかったんだと思う。作り手は、日本人じゃないんだね。ちょっと作ってみたくなっている。

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