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おなかのボタン。

お風呂上りに、こそこそと一人で忙しそうにしていた娘。勢いよく私の元に飛んできて、

「マミーちゃん、みてみて!」

と、パジャマの裾をぺろんとまくし上げる。

「どうしたの?なになに・・・え?!ってか、えーー?!」

お腹に直接、ピンク色のペンで描いた丸が3個。おへそから上へ、等間隔でちょんちょんちょんと、並んでいるではないですか。

「えへへー。ボタンなの!」

Why?なぜに?

「おへそって、ベリーボタン(=お腹のボタン)でしょ?だからもっとボタンをかいてみたんだよ!」

可愛い。

クリエイティブ。

100点!

いや、99点かな。次回からそういうことは、お風呂に入る「前」にやってくれたまえ。

遅れてお風呂から出てきた夫は、さっきキレイに洗ったはずの娘のお腹が、早くもキャンバスになっていることを知り、がっくし。

「そのボタンから、お腹開けちゃうぞー」

「きゃーー!やめてーーー!」

娘のぽんぽこりんを開けたら、いったい何が出てくるのでしょうか。内臓がどろりと出てくる・・・とは、どうも思えない。

おやつに食べた動物クラッカーが、ぱらぱらと出てくるかな。ユニコーンやらドラゴンやら、彼女が大好きなイマジナリーな生き物が次々と飛び出して、夜中のパーティが始まるかも。

ふと気づくと、2歳の息子のお腹にも、ピンク色のペンでグリグリと描いた跡が・・・。楽しそうに見えたから、自分も描いてみたんだね。

「みてー!ゲンちゃんもボターン」

ボタンには見えないけど。可愛いので、100点。

いや、コイツもお風呂上りだった。

99点にしておこう。

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