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我慢じゃない、これは私の選択です。

6年前、でしょうか。

同級生が結婚することになり、結婚式の二次会に呼んでもらいました。パーティには懐かしい顔がたくさんあって、まるで同窓会のよう。

そのうちの一人に、離婚してシングルマザーの美女がいたのですが、凜としてカッコいい彼女は、息子君を連れてパーティに参加。「わたし、息子を連れて行けないところは、行かないの」と言っていました。

当時の私は子育て前だったので、彼女の言っている意味がよくわからず「へぇ~そうなんだ~」くらいな返事をしていたかも。

でも、今ならわかる。

彼女の決意がどれほどすごい事か!

いざ自分に子供が生まれてみると、「子連れでは行けない場所」や「子連れでは行きづらい場所」がいかに多いか!ということに驚きました。これまで、考えたこともなかった。

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例の彼女ほどの覚悟ではありませんが、アメリカで暮らし始めてからは、学校以外にキッズを預けたことがありません。信頼して子供たちを預けられる親戚もいないので、夫と私のいずれかが必ずキッズと一緒にいます。

夫がゴルフ中は、私がキッズを動物園に連れていったり。私がジャズの学校に行く日は、夫がキッズに夕飯を食べさせて、お風呂に入れて。それぞれがやりたいことができるように、夫婦で調整しながらそれなりに楽しんではいるのですが・・・

例えば、夫と二人で夜のデートというのは、できないわけで。オトナなコメディショー?楽しそうだけど、無理だよね。音楽ライブだって、場所や時間帯によっては、子連れは難しい。

個人的には、ラスベガスで踊るムキムキの男たちを見にいきたい!だけども、ムキムキの男を見たいから子供たちをよろしく!と夫に言うのも、いかがなものでしょうか。

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実は先日より、夫婦共にトム・キュービスというアーティストのライブに行きたくて、いろいろ検討しています。が!しかし!どうも上手くいきそうにない。ライブ会場が遠くて私は運転できないし、年齢制限はないけど、キッズにとってはライブの時間帯が遅すぎるのです。

夫は、「ライブ会場の近くにホテルを取って、そこでキッズを見ているから、麻未ちゃん一人で楽しんできていいよ!」とさえ言ってくれている。

一方の私は、「夫こそ運転できるんだから、ライブ行ってきていいよ!お友達誘って楽しんできたら?」と、提案している。

いやいや、じゃあベビーシッターを頼んで二人でライブに行ってきたら?という感じですが(笑)。

うーむ・・・。

ま、そこまでじゃないんだよなぁ。



諦めじゃない。我慢じゃない。

「家族4人で調整できる範囲で楽しむ」

これが私の選択です。


・・・今改めて読み返したら、当たり前のことを書いていますね。

でもね、でもね。シングルライフやディンクスライフを長らく謳歌していたので、子供が生まれてすぐは「あれもできない!これもできない!何もできなーい!!!」と、パニックに陥った時期もありました。

ここまでの境地に達するまで、けっこう大変だったんですよ(笑)。

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