きっとすぐに忘れてしまうであろう、今日の娘の珍発言。

子供と過ごしていると、何の前触れもなく、トンデモなく面白い瞬間が訪れます。「えー!なんでそんなこと思ったの?!」とか、「なんだこのハプニングは!」と、腹を抱えて大笑いしてしまう。

昨日は一日、5歳と2歳のキッズを連れていろんなことをして遊んだのですが、その中で、5歳の娘に3度も大爆笑させられました。

これはなかなかの打率!

夜、ベッドの中で思い出しても「クククッ」と笑ってしまうほど。同時に、「でもきっと、すぐに忘れてしまうんだろうなぁ」と思って、書き残そうとしたのですが・・・。

寝落ちしてしまいました。

翌朝(いまここ)。

ほらやっぱり。
何で爆笑したのか、すっかり忘れてしまっている。

唯一思い出せたのが、ピアノレッスンに連れていった帰り道の車内で、娘が突然歌い始めたオリジナルソングです。

タイトルは『わたしのピクルス』。

なんでピクルスが出てきたの?!

そもそも、ピクルスなんて娘ちゃん食べてないじゃんww

即興で作った歌詞も、なかなかサワーなテイストで面白くて、ハンドルを握った手をプルプルと震わせながら、ひーこらひーひー笑ってしまった。

その歌詞も、もう思い出せないのだけれど。


話は変わって。

いま、ジャズの即興演奏を学ぶため、毎週Socal Jazz Academyに通っています。オトナの学校ということもあって、レッスン中に飛び出る話も、なかなか興味深い。

ジャズはその特性上、事前に打ち合わせをしていなくても、曲を演奏している最中に「その場限りのサムシング」が生まれたりします。4ビートからラテンになったり、誰もやったことがないエンディングになっちゃったり。

「事前に決めてないなんて、怖くないのか」「あらかじめ指示を出してくれ」そんな声があがると、先生は必ずこう言います。

「That's the beauty of Jazz!」
(そこがジャズの魅力じゃないか!)

瞬間芸術、とでも表現しましょうか。

その場限りに誕生し、記録されることなく、フワッと消えていく音楽のように。子供がもたらす大爆笑も、瞬間芸術エンターテイメントとして楽しめばよいのかもしれない。


なんてことを書いていたら、夫と一緒に朝散歩に行っていたキッズが、芝生の匂いをまとって戻ってきました。

5歳の娘は、拾ってきた石の家を作る(?)と言って、忙しそうにしている。2歳の息子は、「エ~ビ~シ~ディ~、イ~エフ~ジ~」と唄いながら、これは「かえるさんのうただよ」と主張している。

こんなささいなシーンも、きっと明日には忘れてしまうのかもしれないな。

That's the beauty of raising children?!

そうかもしれないけど、往生際悪く、noteに書き残したりする母なのでした。

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