見出し画像

『ビヨンド・ユートピア 脱北』の後にはイ・ジョンジェの『ハント』が心に沁みる。

朴正煕、全斗煥、金大中、
米ソ(ロ)、日本、のそれぞれの功罪をたして、
南北で割っても割り切れない、
右と左をひいても余りが多過ぎる。

そんな人としての素朴な気持ちを、
エンタメに乗せ切ってしまう傑作。

1を5に、
5を10に魅せる技術や、
枯れ木に花を咲かせるセンスは、
ハリウッドに行っても身に付ける事はできない。

根本は素質。

テキストや本に書いてある事は、
学べても、
残念ながら素質は学ぶ事はできない。

そんな学ぶ事ができない素質が、
スタッフがキャストが集まったんだろう・・としか言えない。

職務を越えた動機、
任務を超えた執念が、
お互いに見えてきて、、
、、、。

パク・ピョンホー!
血だらけのキムが南北を貫いて叫ぶシーンは涙が出た。

ちなみに、
素質というのは、
国より組織より、
金より自分の立場より、
人の心に寄り添う事ができる力を持っている素質。

そんな力で連打されてしまう作品。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?