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詩のご紹介164 バラの出来事(小黒恵子作) ~エメラルドの約束

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回の詩は、大人の詩集第2作目「エメラルドの約束」から、「バラの出来事」(エメラルドの約束)です。

「詩集:エメラルドの約束」については、下記をご覧ください。

まずは「目から」。

バラの出来事
~エメラルドの約束 「エメラルドの約束」より~
小黒恵子作

ある日
いっぴきの蟻が
バラの運命を変えた

バラは
蝶だけに許した花の鍵(かぎ)を
蟻にあずけてしまった

なぜ
バラ自身わからない

蝶は怒って
次の日
あたらしい
花の窓をたたいた

 次は「耳」からお聴きください。

 朗読:大森寿枝
 
 最後まで、お読みお聴きいただき、ありがとうございます。
 次回の詩は「エメラルドの約束」(エメラルドの約束)です。(S)

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