近況
気づけば前回のブログから2年近く経っておりました。この2年で、子供たちはすっかり、大きな子供と小さな子供になりまして、時の流れの速さに目を細める日々です…
上の子は「大きな子供」になりまして、成長の階段を駆け上がっています。親として子供の成長に並走していると、「ただただ子供の幸せを願う」という姿勢になると思うのですが、ふと思ったんです。その「幸せ」って、どうしても自分基準になっちゃうようなぁって。「私はこれで幸せだったから」「私はこれが悲しかったから」―そしてそれって、どうしても「社会の大多数にとっての一般的な幸せ」みたいな基準だったりして。そういう基準で、手助けのつもりで色々やっちゃう。
自分と子供って、当たり前だけど別の人間だから、自分にとっての「幸せ」と、その子にとっての「幸せ」って、まったく違うものなはずで。
だから「親としてただただ子供の幸せを願ってるんです」っていう姿勢で、あれこれしちゃうと、それって余計なおせっかいだったり、暗黙のうちに何かを押し付けてしまっていたり、見えない圧力になってしまっていたり…
むずかしいなぁって思うんですよね。
「ただただ、子供の幸せを願う」ー子供一般ではなくて(そんなのないしね)、ただ目の前のこの子が「幸せだな!」「楽しいな!」って思いながら生きることを楽しんでほしいなと思うのです。(いまのところ、何だかんだ楽しそうだからそれでいいのですが。)親として余計なことをしないように気を付けたいと思う所存です。
下の子は、赤ちゃんだった頃からこの2年ですっかり「小さな子供」になりました。幼児期をまるまるコロナ禍で過ごしたので、「レストランって何?」「遊園地ってどんなところ?」というふうだったんですが、一度コロナに罹患しまして(涙)その後からは、この空白の2~3年を回収するかのようにいろんなところにお出かけしています(主にパパと)。
昆虫、恐竜、海の生物、ヒーロー(スーパー戦隊、仮面ライダー、ウルトラマンと網羅し、今はキン肉マン…)こちらは誘導したわけではないのに、男の子が好きそうなものに軒並みどっぷりはまっています。人間ってふしぎ。
そして私の方は、仕事は日々楽しく描かせていただいております。先日、久々に大人向けの文庫本のカバーイラストを描かせていただきました。翻訳本ははじめてです。
「ゆる水彩」の方でも、お仕事をさせてもらえる機会が増えました。先日は楽譜の表紙を描かせていただきました。上品な可愛らしさを目指しました。
昨年秋ですが、江戸川区の「2100年の江戸川区-共生社会ビジョン-」冊子のイラストをたくさん描かせていただきました。自分史上、最大級のボリュームでした。ぜひご覧いただきたいです。
仕事もがんばりつつ、子供との日々も大切にしつつ、40代となり色々ありますが、ゆるゆると日常を大事にしながら生活していきたいと思っています。
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