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人事評価制度のテスト運用はなぜ必要なのか

テスト運用は、特にシステム開発や新しい製品作りで本番環境での稼働前に、正常に動くかどうかの確認作業として必要不可欠な工程です。

このテスト運用は、人事評価制度にとっても非常に重要なプロセス。

弊社でも設計完了から実際に評価に反映させるまで、約半年ほどテスト運用を実施し、改善を繰り返してきました。

その理由としては、新しく導入した新制度の評価が本当に適切かどうか不明な段階で、給料などの評価に反映させてしまうと、必ず反発が起きるからです。

しかし、このテスト運用。実際に自社だけでやってみると想像以上に大変です。

自社内だけでやってしまうと、客観的な判断も難しく修正すべき点を見誤ったりどれが正解で不正解なのか、不明確になってしまう恐れがあります。

間違った判断のままそれが正であると思い込み、改善がなされないまま本格導入してしまう事は最も避けなければならない事です。

時間をかけて構築・設計してきた評価制度が無駄になってしまうだけでなく、現場で大きな混乱や反発を招き、修復に莫大な工数がかかる事も危惧されます。

それほどテスト運用は重要でもあり、確かなテスト方法で慎重に行わなければならないものなのです。

OGSでは人事評価制度の構築・設計の支援だけでなくこのテスト運用の支援も行っております。

テスト運用で必要なこと

① 月1回の改善

月1回、進捗状況や、現在の課題点などを炙り出しましょう。本格運用まで毎月確認することで、評価制度が納得感のある状態に改善されていきます。

② 設定した評価項目に対する計測確認。

設定した評価項目(定量化した指標)の計測が正しく計測できているかについて確認します。ここでもし、上手く計測ができていなければ修正し本格運用する前に導入による混乱を未然に防ぐ事ができます。

他にも計測の実施に工数がかかりすぎていないかについても確認し、工数過多にならないようにできているか把握しましょう。

③ 設定した評価項目の管理確認

ゴール設定であるKGIや目標達成に向けた確認指標であるKPI。これらの進捗管理の確認を行います。

日次→週次→月次と段階ごとに確認し、進捗に対する管理が適切に行われているかどうかや、調整の方法について理解しましょう。

④ 設定した評価項目と評価基準の修正確認

設計したKGIなどの評価項目に整合性があるかどうかの確認や修正をします。

評価基準(目標の高さ)は適切かどうか?
高すぎたり低すぎたりしないか?
計測や管理の精度が低い項目はないか?

など、本格導入前に確認しましょう。

テスト運用を行うメリット

テスト運用を行うメリットについてまとめますと

・本格運用する前にその設計が適正かどうか図る事ができる。
・実際にテスト運用してみた結果を見て、微修正をかける事ができる。
・導入前に評価者が実践する事で評価のスキル向上が図れる。
・本格稼働の前にメンバーも評価制度を理解でき、混乱や反発を抑える事ができる。

などです。


テスト運用を行うデメリット

反対にデメリットとしては

・本格運用までにある程度の期間を要する。
・テスト運用期間に本業の工数が圧迫される。

といった点が挙げられます。

もし、このテスト運用の結果に対する改善が上手くいかなかったり、問題定義を見誤ってしまうと、本格導入が長引いてしまったり混乱や反発を招いてしまう事につながります。

しかし、それを恐れてテスト運用せずにいきなり本格運用してしまうのはもっと危険です。


さいごに

せっかく時間をかけて構築・設計をしてきた評価制度。大きな軌道修正なく、適切な改善を行いながら、本格導入後も混乱や反発なく、スムーズな稼働ができるようにしたい。

そのためには、確かな知見とノウハウによるテスト運用。こちらを繰り返し実施し、改善を重ねてきた経験が必要になってきます。

評価制度の構築設計はもちろん、このような運用に関してもお悩みの経営者の方がいらっしゃいましたら、私たちにお声掛けいただけますと幸いです。

他にも不明点やご質問、ご相談したい事がありましたらご連絡下さい。