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リーダーに抜擢すべき人の特徴とは!?

OGSシニアコンサルタントの深石です。

今回のテーマは、「リーダーに抜擢すべき人の特徴とは」です。

以前OGSチャンネルで、リーダーシップとマネジメントとの違いとは?という内容の動画を公開しています。
今回は、組織の中の適材適所について、誰をどう抜擢するか?という観点です。
そのため、組織マネジメントをしていく上でより重要度が高い内容となっています。

リーダーにふさわしい人材を抜擢するためにはどうしていくのがよいのか、いくつかのポイントをお伝えしていきます。

人選の判断基準を明確にする

どのような人をリーダーに抜擢するかという基準はそれぞれの組織によって違います。
もちろん違ってもよいのですが、「判断基準が明確にあるかどうか」が重要です。

リーダーに抜擢する際は明確な判断基準が必要


判断基準が明確でない場合、例えばどんな基準でリーダーに抜擢するでしょうか?

「社歴が長いからリーダーに抜擢する」?
「上司に好かれているから昇格させる」?

曖昧な基準でリーダーへの人選が行われると、本人を含めた社員から、主観的で公平性を欠いている、と思われてしまいます。
そうなると組織運営は上手くいかなくなってしまうでしょう。

昇格や人材配置などにおいて、OGSでは、専門的スキル(テクニカルスキル)と人間性の部分(ヒューマンスキル)などを基準として考えていくことを提案しています。

この2つはセットで考えていかないといけません。どちらかに偏ってしまうのではなくバランスが大切です。

業務を遂行するための専門性はどのような基準に達したらいいのか?
対人関係における人間性の部分はどのような基準に達したらいいのか?

それぞれの会社組織において、リーダーに抜擢する人物像を明確に言語化していくことをお勧めします。

リーダーの資質はテクニカルスキルとヒューマンスキルのバランス


リーダーにはビジョナリーな人を

リーダーに抜擢する人の基準を明確にするとともに、他にもリーダーにふさわしい資質があります。

それは、「こういう姿を追い求めていきます」というビジョンをメンバーに熱く語れるということです。メンバーのモチベーションを高め、メンバーを引っ張っていけることが、リーダーには必要不可欠と言えます。

リーダーが明確に示したビジョンに向けてゴールを設定し、それらを達成するために日々どんなマネジメントが必要か?という段階では、マネジメントをする人材(マネージャー)が大事になってきます。

これが、リーダーとマネージャーの違いです。


人には感情がありますので、ゴールを明確に示すだけでそれを達成しようという強いモチベーションには繋がりにくいでしょう。

「そのゴールをなぜ達成しないといけないのか?」
「達成した先にはどういう状態が待っているのか?」

短期的な視点だけでなく、中長期的な視点を持ち、チーム全体に熱く語りかけ、心を動かすようなビジョナリーな人材が、リーダーにはふさわしいと言えます。

ただし、言っていることとやっていることが一致していないと、チームのメンバーも「このリーダーは口だけだ」と思ってしまいます。
ビジョナリーかつ、実際に行動で示していける人が望ましいですね。


まとめ

人材の配置に関する最終的な判断は、経営側がしていくものです。
ただ、人選の判断をする際に、その判断の質が高いか低いかで組織の成長度合いが変わってきます。

組織の質や成長に関わる人選の判断基準

基準を明確にし、その基準をもとに判断しているのか。そうではなく、主観で判断してしまっているのか。

この両者で判断の質が大きく違うことに疑いの余地はありません。

自社において、リーダーに抜擢する際の判断基準は質が高いと言えるでしょうか?
ぜひ、改めて自問自答していただければと思います。


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