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カードゲーム、何を学ベる?【ぷろおごvoicy文字起こしvol.77】

この記事はプロ奢ラレヤーのvoicy『カードゲームから学んだこと』(2021年7月31日公開)を元に作成したものです。
この放送回は百合漫画家読書家光さんの提供でお届けします。



はい、どうも。
この配信は過去累計4000人にメシを奢られてきた浮浪者が発見したことなどを独り言のようにただ垂れ流すだけのラジオです。
物好きな人だけ聞いていってくれればと思います。

今日は僕がカードゲームから学んだことをテーマに喋っていきます。

デュエマキッズ

僕は小学校の頃に、デュエルマスターズというカードゲームをやり込んでいました。もう小学校時代はカードゲームしかやってこなかったという具合にやりこんでいて、それが今でも人格形成や生き方に反映されている部分があります。


カードゲームに馴染みのない人もいると思うんですけど…

カードショップ、お店で5枚150円のパックを買って、40枚でひとつのカードデッキを作ります。このとき、売られているパックにはどんなカードが入っているのかはわからないんです。カードデッキが作れたら、あとはルールに従ってゲームをする。トランプと同じですよ。

トランプはみんなでひとつのデッキを用いてゲームしますが、カードゲームは自分で作ったデッキでバトルをします。なので、勝ちたければいいデッキを持っていれば良くて、いいデッキを作るにはたくさんいいカードがあるに越したことはないのですが、カードを手に入れるための予算は限られているわけです。

子どもたちは、お小遣いのうちのいくらかをカードゲームに費やして増やしていきます。なので、強いデッキを作ろうにも、手に入れられるカードの総枚数は少ないです。デッキを強くしようと思ったら、少ない手持ちのカードをどのように組み合わせるか、必然的にそういう工夫が必要になるんですね。


勝つために何が必要か?


色々な種類のカードがあって、友達の持っているきらきらした強いカードを見ると、「いいな〜。自分もあんなカード持ってたらな〜」って思いましたね。たまたま買ったパッケージにそういうのが入っていたラッキーマンなのか、小遣いが多い分たくさんカードを買ってるのか、レアカードを単体で買ったりしてるのか、羨ましい…って思いましたね。

「自分もあれがあったら勝てるのにな」とかそういうことを何度も何度も繰り返し思うわけです。「おれが勝てないのは、あいつが強いカードを持っていておれは持ってないからだ」そう考えしまうんですけど、持ってないものは持ってないんだから仕方がなくて、自分の持っているカードでデッキを組んで勝つしかないですよね。当たり前だけど、どう最適な組み合わせを作るか、考えを練ることでしか現状は良くならないな〜という発想に至ったんです。

振り返ってみると、この考え方は凄く大事だと思うし、自分の経験として納得して血肉に変えられたように思います。理論上は誰だって「ないものはない」と理解しているし、「うんうん」ってうなずくと思う。ただ、それを自分の中で整理して、理解と経験と結び付けて納得してやれるかっていうのは違ってくると思うんですよ。

「欲しい!欲しい!」と言ったところで、デュエルには勝てないんですよね。だから、どうやってデュエルに勝っていくか?というのを考えた時に、今どんなカードがあり、自分って「どんなカードを持っていたんだっけ?」「どういう組み合わせがあるんだろう?」と、今持っているものを最大限活かすことが必要になってくる。

今あるものをどうやって組み合わせて強くしていくか考えないと駄目だなっていうのを小学校2、3年生の時に、デュエマから学びました。

それを確信してからはうまいことカードゲームをやれてましたね。この納得は、僕にとっては重要な原体験だったかなと思います。


生存戦略もデッキづくり

別にデュエル・マスターズである必要はなくて、遊戯王でもいいし、それ以外のゲームでも何でもいいと思うんですけど、自分にないものはないし、あるものだけがただそこにある。

それが何であれ、自分にあるものをいいかにして活用していくことができるのか、をあなたは完全に自分で理解しているのか?と問われると「いや〜そんなことないと思う」ってみんな言うと思うんですよ。

「自分のデッキが完成した」と言えないうちは、最大限の能力を出していないことになるので、小学生の僕にバカにされないためにも、「俺には○○がないから駄目なんだ」という方向で考えるのではなく、ないものはないし、あるものはあると納得してやっていくのが大事なんじゃないの?という話でした。


今日はこれでおしまい、バイバイ

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