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🏍【GPレポート】🏁\ミサノ2連戦は全クラスで激戦を展開/-2024Rd.14🇮🇹エミリア・ロマーニャGP

 2週間前にサンマリノGPが開催されたミサノ・サーキットで、再び世界選手権が開催された。


🏁ミサノ・サーキットとは?

 ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリは熱狂的イタリアで最もモーターサイクルに親しまれている北東地域、アドリア海沿いあるカリスマ的なサーキット。全長約4km、ストレートは短く、中低速コーナーが連続するアベレージスピードの低いテクニカルなコースだ。

https://www.misanocircuit.com/strutture/circuito/?lang=en

 今回はモータースポーツの聖地ともいえるエミリア・ロマーニャ州に敬意を表し、エミリア・ロマーニャGPとして開催。

 ドゥカティ、フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、パガーニ、ダラーラ、マニェッティ・マレリ、ブレンボなど、名だたるブランドがこの地域から生まれており、また、世界選手権に参戦するイタリア人ライダーの80%がこの地域出身となっている。

 同じサーキットでレースを経験したライダーたちは、完璧にセッティングされたバイクで臨んだ。どのチームもマシンセッティングはコースにアジャストされ各クラスのタイムアベレージはさらに拮抗。より激しいレース展開が予想された。

 日曜日のレースを観戦した約5万人の観客の前で、3つのカテゴリーすべてで目が離せない白熱したバトルが繰り広げられ、まさにチェッカーフラッグが振られるまで勝者は予測不可能な状態だった。

 我らがKabutoライダーたちも全力を尽くしたが、レースは明暗が分かれる結果となった。Moto3クラスの若きオランダ人ライダー、コリン・ファイヤー選手は、スペイン勢が激しい戦いを繰り広げる中に唯一割って入り、トップ争いに加わった。


🏁《Moto3クラス》
\終盤追い上げポディウムへ。ランキング2位に浮上/

🇳🇱Collin Veijer🏍95

コリン・ファイヤー選手
(オランダ
🇳🇱/Liqui Moly Husqvarna Intact GP🏍95)
⏱️予選6位 🏆決勝3位
👑ランキング2位/189P

 トップ4による熾烈な順位争いの末、コリン選手は4位でフィニッシュ。しかし3位のライダーが最終ラップでコース外に出たためペナルティを受け、表彰台の3位に昇格。この結果、ランキング2位タイに浮上。彼にとっては満足できる結果ではなかったかもしれないが、確実に大きな前進を遂げたレースだったと言えるだろう。

🎤コリン・ファイヤー 選手🏍95のコメント

「2週間前よりも今回のレース後はずっと満足しているよ。レースでのフィーリングが良く、序盤から自分のペースを保つことができた。フロントタイヤの選択が功を奏し、最後までペースを維持できたけれど、終盤では右コーナーで苦戦した。表彰台に上がりたかったので、リスクを取ってでもオーバーテイクを試みたが、確実にゴールすることを優先してP4でフィニッシュとなった。その後、ペナルティで3位に上がったので、結果的に本当に嬉しい。チームのサポートに感謝し、次のレースも頑張るよ!」



🏁《MotoGPクラス》
\競争力に苦しむも、健闘の週末/

🇪🇸Aleix Espargaro🏍41

アレイシ・エスパルガロ選手
(スペイン
🇪🇸/Aprilia Racing🏍41)
🕐予選11位 🏆スプリント12位 🏆ロングレース8位
👑ランキング8位/127P

🎤アレイシ・エスパルガロ選手🏍41のコメント

「金曜と土曜でマーベリック(ビニャーレス選手)と全く異なるセッティングを試してみたが、どれもトップ勢に迫るには至らなかったね。レースペースは悪くなかったものの、依然としてまだまだ差が大きいと感じるよ。
 日曜の決勝では、残り6周でチャタリングに苦しんだけれど、後方のライダーとの差があったから8位でフィニッシュすることに集中したんだ。難しいミサノでのレースと考えたら、まずまずの結果だと言える。トップとのギャップは予想以上に小さかったし、レースの前半は特に良いペースで走ることができた。」



🏁《Moto2クラス》
\マシンフィーリングが大幅改善、追い上げ成功/

🇪🇸Jeremy Alcoba🏍52

ジェレミー・アルコバ選手
(スペイン
🇪🇸/Correos Prepago Yamaha VR46 Team🏍52)
⏱️予選23位 🏆決勝15位
👑ランキング14位/58P

🎤ジェレミー・アルコバ選手🏍52のコメント

「レース後、とても満足しています。今回はバイクのフィーリングがとても良く、特に最初の数周で感じたリズムが素晴らしかった。2週間前のレースとは全く違い、今回のセットアップは大成功でした。もっと上位でフィニッシュできるペースもあったのですが、オーバーテイクは難しかったです。次のアジアラウンドもこの良い感触を持続させ、再びバイクに乗るのが待ち遠しいです。」


次戦はインドネシアへ移動し、いよいよアジア・パシフィックラウンドが幕を開ける。シーズンも終盤に突入し、タイトル争いが激化するレースから目が離せない。

(MotoGP™第15戦 インドネシアGP🇮🇩 #IndonesianGP🇮🇩)


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