🏍【GPレポート】🏁\情熱的なファンが集まったミサノの闘いは不完全燃焼/-2024Rd.13🇸🇲サンマリノGP
2024年のカレンダーにおける2度目のイタリア開催となるサンマリノGP。5月末にムジェロで開催された後、今回、再びイタリア半島に戻り、伝説的なミサノ・サーキットが舞台となって熱い闘いが繰り広げられた。
舞台となったのは、熱狂的イタリアで最もモーターサイクルに親しまれている北東地域、アドリア海沿いあるカリスマ的なサーキット、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ。全長約4km、ストレートは短く、中低速コーナーが連続するアベレージスピードの低いテクニカルなコースだ。
1国1グランプリのルールから、世界最古の共和国名を冠した「サンマリノGP」、しかしサンマリノは、我らがKabutoライダーにとってはあまりポジティブな結果ではなかった。
MotoGPクラスのアレイシ・エスパルガロ選手は、マシンのセッティングが思うようにいかず、最後まで歯車がかみ合うことはなかった。
一方、Moto3クラスの若き速さを誇るコリン・ファイヤー選手は、レースの序盤は厳しかったものの、終盤にかけて見事に挽回し、最終的に5位でフィニッシュ。このところ表彰台争いの常連となっていただけに野心的なライダーにとっては、期待していた結果とはならなかったかもしれない。
それでも、アレイシ・エスパルガロ選手とMoto2ライダーのジェレミー・アルコバ選手、そしてコリン・ファイヤー選手にはまだチャンスがある。カレンダーからキャンセルされたカザフスタンGPに代わり、2週間後、再びミサノでレースが開催されることが決まっている。不完全燃焼だったサンマリノの挽回に期待したい。
🏁《MotoGPクラス》 \競争力を発揮できずに終わる苦しい週末/
アレイシ・エスパルガロ選手
(スペイン🇪🇸/Aprilia Racing🏍41)
🕐予選15位 🏆スプリント12位 🏆ロングレース DNF
👑ランキング8位/119P
🎤アレイシ・エスパルガロ選手🏍41のコメント
・土曜日:「走行ペース自体は速かったのに、期待していた競争力を発揮できなかったね。ここミサノはオーバーテイクが難しいサーキットだから、予選がとても重要で、後方スタートが響いてしまった。さらに暑さにも苦しめられ、スプリントレースの終盤は身体的にも限界に達していた。これは今後のレースに向けて改善しなければならない点だ。」
・日曜日:「レース序盤から競争力を欠いていて、集団のペースについていくのが難しかった。雨が降り出したとき、(レインタイヤに交換し)リスクを取り去るべきだと思ったんだけどね…。結果的には今週末をとおして全く競争力がなかった。グリップ不足に悩まされていて、我々が望むレベルには達していなかったね。」
コンマ数秒の間にライバルがひしめく闘いにおいて、わずかな狂いが大きな差を生んでしまう。次戦に向けた対策が急がれる。
🏁《Moto2クラス》
\ペースを維持できず、悔しい結果に終わる/
ジェレミー・アルコバ選手
(スペイン🇪🇸/Correos Prepago Yamaha VR46 Team🏍52)
⏱️予選17位 🏆決勝17位
👑ランキング14位/57P
🎤ジェレミー・アルコバ選手🏍52のコメント
「チームには申し訳ない気持ちでいっぱいです。バイクのフィーリング自体は悪くなかったのですが、完璧ではありませんでした。スタートは良くて、すぐにポジションを上げることができたんだけど、最初の4~5周で体力的に厳しくなってしまい、ペースを維持できませんでした。息切れがひどくて、満足のいく走りができなかったのが悔しいです。幸いにも、またミサノでレースがあるので、ベースは整ってきているので、次回はもっと良い結果を目指します。」
🏁《Moto3クラス》
\終盤の追い上げで5位フィニッシュ/
コリン・ファイヤー選手
(オランダ🇳🇱/Liqui Moly Husqvarna Intact GP🏍95)
⏱️予選位 🏆決勝5位
👑ランキング4位/173P
🎤コリン・ファイヤー 選手🏍95のコメント
「厳しいレースでしたが、5位でフィニッシュできたことは悪くはないです。毎レースで良いポジションとポイントを争えているし、今日の結果もポジティブにとらえています。とくに先頭集団との2秒のギャップを詰めることができたのは、自分にとって評価できる成果だと思います。ただ、次のミサノでのレースに向けて、さらに改善する必要があるのは確かですね。」
次戦はカレンダー変更による2週間後に再びミサノで開催される、特別なレースとなる。
(MotoGP™第14戦 エミリア・ロマーニャGP #EmiliaRomagnaGP)
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