見出し画像

持久走とエクストリームユーザー

車の運転をしていときのこと。ふと車窓から、持久走をしている高校生の姿が見えました。

その姿を見て「そういえば“持久走”という体験において、私はエクストリームユーザーだったなぁ」ということが突然頭のなかをよぎりました。

エクストリームユーザーとは?

「エクストリームユーザーってなんじゃらほい?」というところですが、下記に引用とともにまとめてみました。

エクストリーム(Extreme)は「極端な」と訳されることが多いですが、本来は「真ん中から離れた端の方」という意味です。
ターゲット層・ペルソナの範囲内において極端なユーザーのことを指します。
ーーデザラボより引用
エクストリームユーザーを対象に設定することで、特徴的な利用状況からUXデザインのヒントを得ることができる。しかし、エクストリームユーザーを調査対象にする場合は、一般的なユーザーに対する調査も合わせて実施することが良い。
ーーUXデザインの教科書より引用

ふむふむ。

ちなみにエクストリームユーザーについて学んだとき「難しい横文字。極端なユーザーってどんな人?」という、ぼんやりした認識で止まっていました、

車窓の風景から、突如エクストリームだった体験が閃いたのは意外でしたが、覚書としてしたためてみようと思います。

“持久走を待ちわびていた”エクストリームな価値

何を隠そう、私は持久走が大好きな学生でした。

そして「持久走が好きだ、冬が来るとワクワクする」などと言ってるのは、クラスで私くらいなものでした。

みんなその日はどんより沈んだ虚ろな目で教室の扉を開けるに、私はめちゃくちゃ高いテンションにて登校していました(して、奇人扱い)。

なぜ私は、持久走が好きだったのだろう?

理由はおそらく「自分の努力のプロセス次第で、結果がみるみるうちに変わっていくから」というような感じだったと思います。

私は短距離走が苦手でした。

それなのに、負けん気だけは相当に強かった。短距離で早く走ろうとしても、クラスでとびきり足の早い子にはなかなか追いつけないんですよね。これがすごく悔しかったんです。

でも持久走なら自分よりも早く走っていた子を追い抜かすのは、短距離ほど難しくなかったんです。

地道にトレーニングを重ねれば、短距離走より長距離走のほうが結果がでるのが早かったため、それが面白かったから、持久走の季節が好きだったのです。

もし「生徒に楽しく持久走を走ってほしい」という課題を持っていてリサーチをしていたらどんなところがヒントになるでしょうか?

「トレーニングをするのがそもそも苦ではない」とか、規定値から外れそうなエピソードというものも入ってきそうだけど「短距離走より結果を出せるような気がする」「自分より早く走る人に勝ちたい」など、エクストリームユーザーからもヒントになる出来事が拾えるのかもしれません。

日常のなかから覚書的に、UX的な瞬間を切り取っていく

上記のエピソードは、一般ユーザーの声を聞いていないし(昔のことすぎて)内容の更なる深掘りもしようがないので、しっかりと分析するのも難しいですが。

「エクストリームユーザーってどんなものだっけ?」と思い出すときに、ひとつ使えそうなエピソードだなと思って記載してみました。

もしも、こんな感じでエクストリームユーザーについて書かれたものや、なにか発見などをお持ちの方がいましたら、ぜひコメントやtwitterまでお寄せいただけると新たな発見があって嬉しいです!

今後もUX関連のことなど書いていくので、よろしければフォローやスキをいただけると、励みになります!

スキやコメントを頂けたら執筆の励みになり、とても嬉しいです😄