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コード進行について学ぶ #2 代表的なコード進行

前回の記事はこちらから。

今回は実際にコードをGarageBandに打ち込んでみます。


コードの考え方(前回の復習)

簡単に前回の復習です。

【メジャーコード】
基準の音 + 4つ先の音 + 3つ先の音 で構成される
【マイナーコード】
基準の音 + 3つ先の音 + 4つ先の音 で構成される


例1)Cメジャー

基準の音 = C
4つ先の音 = E
3つ先の音 = G

なので、C・E・G、つまり、ド・ミ・ソになります。

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例2)Dマイナー

基準の音 = D
4つ先の音 = F
3つ先の音 = A

なので、D・F・A、つまり、レ・ファ・ラになります。

画像2


代表的なコードを押さえておく

さて、このような基本知識を押さえた上で、実際にどのようなコード進行があるのかを学んでおきましょう。

コード進行については深掘りすればいくらでも情報が出てきますが、音楽的なかなり深い部分の話になってしまいます。

そういった音楽的な理論を知っておくに越したことはないですが、ここでは一旦、主に日本の楽曲で使われている王道のコードだけを押さえておきましょう。

それぞのコード進行について、実際にGarageBandに打ち込んだ時の音源をYouTubeのURLで貼り付けているので実際に聞きながら読み進めてみてください。


①超王道コード

「超王道」と言われるコードです。

とりあえずこれは押さえておきましょう。
実際かなり簡単なのですぐに覚えられると思います。

超王道コード
C → Am → Dm → G


王道というくらいだからすごく明るいのかと思ったらそんなことはなく、明るすぎず暗すぎず、非常に使いやすい日本人好みのコード進行です。

ものすごく多くの日本の楽曲に使われており、「とりあえずこれ使っとけ」というポケモンGOで言うところの“ハピナス”みたいな存在です。

ハピナスはHPが高いので非常に厄介です。
かくとうタイプの技で一気に削りましょう。


②カノンコード

みなさんご存知、パッヘルベルの「カノン」で使用された全世界的に有名なコード進行。

コード進行を聞くだけで「カノン」が頭の中に流れます。

カノンコード
C → G → Am → Em → F → C → F → G


スピッツの「チェリー」をはじめ、日本の楽曲でも多く登場するコード進行。
基礎中の基礎なので覚えておきましょう。

全部「ド・ミ・ソ」とかの白鍵しか使わないシンプルなコード進行で、明暗のバランスが良い感じです。

とりあえずこれ聞くと、「カノン」にしか聞こえなくなっていきます。


③椎名林檎コード

これは“いわゆる”椎名林檎コードと呼ばれるものですが、覚えやすいのでそのままの名前で覚えちゃいましょう。

椎名林檎さんが多用したコード進行ということでこのような名前で呼ばれています。

「丸の内サディスティック」他多数の曲で使用されています。

椎名林檎コード
FM7 → E7 → Am7 → C7


非常におしゃれな雰囲気が特徴的なコード進行で、まさに椎名林檎って感じ。

ちなみに個人的な話ですが、自分は椎名林檎が大好きであります。
ほぼ全曲網羅しておりますが、中でも東京事変の「落日」が大好きであります。

こちらの「椎名林檎」コードにしても、コードを聞くだけで身震いが起きるほど興奮するのですが、自分は異常なのでありましょうか。

兎も角、嗚呼、五月蝿いほどに心の臓が高鳴るのであります。


④小室進行

なぜそんなに人の名前で呼びたがるのか。

それは知る由もありませんが、こちらは「小室進行」と呼ばれ、小室哲哉さんが愛用したコード進行です。

小室進行
Am → F → G → C


ボカロ曲でもよく使われるコードだそうで、聞いてみると、なるほど確かにボカロっぽいです。

徐々に低くなっていくコード進行で、明るくはないですが不思議と暗すぎない、ちょっと不思議なコード進行です。


まとめ

さて、今回はどんなコード進行があるのか、主要なものに絞って説明しました。

最後にコードをまとめておきます。

①超王道コード
C → Am → Dm → G

②カノンコード
C → G → Am → Em → F → C → F → G

③椎名林檎コード
FM7 → E7 → Am7 → C7

④小室進行
Am → F → G → C

それぞれ、一緒に貼り付けたYouTubeを視聴してそれぞれのコード進行がどんな音か確認してみてください。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

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