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リバウンドを制するものはフィードバックを制する?

今アメリカにおりまして、リアルタイムでNBAファイナル第五戦をテレビ視聴した後、軽く飲みに行ってそこで結構な規模の停電に逢い、真っ暗なホテルでSNSしてたらみつけた記事がこちらです。

下馬評を覆す大活躍をみせるラプターズのエース、カワイ・レナードが大学時代に実は繰り返し言っていたという言葉。

「Board man gets paid(リバウンドに励むものは報われる)」というもの。某国民的マンガの名台詞「リバウンドを制するものはゲームを制す」に近い…

…てな感じで書かれた記事をみて、ふと思ったこと。それが今回のタイトルです。


フィードバックサイクルをより良くするのに、僕たちはリバウンドマインドを持ったらどうだろう。

最初にふと思い浮かんだのは

リバウンドって社会人とかビジネスマンとして何に例えるといいんだろう。

ということです。リバウンドに励む選手達をみて心動く何かがあって(中高バスケ部の私)、何が心を動かすんだろう、そしてそれは別の何かに活かせるんじゃないか…とまあいつも何かに置き換えたり妄想するのがもはや趣味なので、それ自体はいつものことなのでどうでもいいのですが

実はずっと解決しないモヤモヤがあって、なんとなくそれを解決できる気がしたんですよね

選択と集中とかってよく言われるけど、人はどうしても自分のモチベーションが維持できる状態がパフォーマンスは発揮できるし、かといって好きなことばかりやって結果が伴わないのも最終的には自分の環境が良くない方向になったり、、っていうのがわりと多くの人が経験したり、不安に思ったりする話じゃないかなと。僕もそうです。チームで働くということで得られるメリットと、一人でこそ得られるメリットのバランスを取りたい。それぞれのデメリットと相殺する、ではなくとにかくいいとこ取りをしたい、という完全にワガママな発想です。

僕が今まで働いてきた、関わってきた会社、組織、チーム、プロジェクトでもとにかく「いいフィードバックとは。いいフィードバックサイクルが確立する組織とは。」を模索してる感じでした。実際それは大事ですよね。

フィードバックの大事さは間違いなく理解してるつもりです、が、こうイマイチ自分の中でしっくりきてないところも実はこれまでは多々ありました。

ただバスケットボールの試合を見ていると、「いいフィードバックが維持されるために、我々は何をすべきか、どういう価値観を持つと良いか」にヒントをもらえた気がしました。

シューターが自分であれ、ほかの誰かであれ、リバウンドをみんなで拾いにいって「次の得点に繋げる」ということ、その先の目標ににその「試合でのチームの勝利」があり、リーグやトーナメントでの「優勝」があり、メンバー個々には「個人の目標(個人タイトル、年棒、海外挑戦)」もあり、、。

シュートを打つのはその人の意思、タイミング、スキルに関わることだし、打たれたシュートの軌道をみんなで追いかけ、取れそうな位置の人はポジションを死守し、取れたらその人に返す、もありだしほかの人に繋ぐでも、自分がシュートを打ちにいく、でもいいんじゃないかな。

実際、組織で仕事をしていると、自分がミスしたものを、誰かがフォローしてくれている様子に気づくことで初めてそれが組織にとって負担をかけることだった、ミスだった、ということに気づくこともありますし、
自分がきっかけで組織やプロジェクト全体に勢いがつき、他のメンバーがさらにいいアイデアが思いつき、実行することに繋がる、その様子をみて自分の仕事が評価されるものであると気づくこともありますよね。

少なくとも1つのボールを追いかけ、ゴールを目指し、守り。その姿勢が、バスケで言えば、シューター、味方やさらに周りを鼓舞するのだろうし。
そんな風に考えることが、有意義なフィードバックサイクルの維持に繋がるんじゃないかと思ってきました。本来は「はい、今年もやってきました、フィードバックのシーズンです」みたいなものはなくても大丈夫なのかな、って。

本人にそのまま返す、提言することだけがフィードバックではない。味方が最終的な大きな一つの目標に向かって得点を積み上げる、その姿やマインド全部が、我々の一人一人のフィードバックになる。そういうものなんだ、とそれぞれが考えている。
そんな前提が共有できていれば、
これまでの自分と周りの働き方や成し遂げてきたことがとても自然に「いいね!」と言えると思えたのです。



…以上です


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