『メンタリスト』Season1 Jisbon特化型感想(1)ep1~8

『メンタリスト』がどんな話なのかの詳細は割愛しまくって偏ったキャラクターに特化した妄想型まとめです。

●パトリック・ジェーン
かつてサイキック(超能力者)を語って荒稼ぎをし、調子に乗って連続サイコキラーのレッド・ジョンをテレビ番組で挑発したコメントを出したため、妻子を殺されてしまった。
類稀な記憶力と洞察力を武器にCBIのコンサルタントとしてリズボンたちと共に犯人を追っている。
人を食ったような言動で相手を翻弄し、本音や真実を見つけ出す天才。
不眠症気味。柔らかい笑顔と裏腹に闇が深い。

●テレサ・リズボン
CBIの1チームのボス。上級捜査官。
ジェーンを筆頭に、チョウ、リグスビー、ヴァンペルトたちチームのリーダーで、行動力があり頼れるボス。冷静かと思えば感情的になることもあるが、チーム全員からの尊敬と信頼がとても厚い。
実は14歳のとき母親が事故死、父が自殺し、弟3人を育てた肝っ玉姉ちゃんでもあり、敬虔なクリスチャンの割に口が悪い。
ジェーン曰く『小さな体にみなぎるパワー、可愛い顔に気をつけろ!』
……は?萌える。

●キンブル・チョウ
アジアン系マッチョ。
かなり冷静真面目理論的と思わせておいて、実は少年院に入っていた元ギャングだったりする。ジェーンをよく手伝ってくれるナイスガイ。
ナチュラルに規則違反して黙っていたり、潜入捜査ノリノリだったりとボケとツッコミの両刀使い。リズボンをめちゃくちゃ尊敬しているボスの忠犬。

●ウェイン・リグスビー
背の高い食いしん坊ベアーボーイ。意外と若い。
リグスビーって、グリズリーもじってつけてない? と思ってしまうほど、いつも何か食べてるし、お腹が減っている。
ほとんど一目惚れでヴァンペルトを好きになりすぎて、アホになる。

●グレース・ヴァンペルト
めちゃ美人の(CBIの中では)新人捜査官。
ITに強いのでよくデータ分析から有力な証拠を見つけてくれるし、そっち関係を頼まれがち。だが本人はもっと現場に出たい。
リズボンに褒められるとめちゃくちゃ嬉しそうな顔になるボス大好きっ子。
すごい美人なのに男運はかなり悪い。むしろ可哀想。

CBIは『California Bureau of Investigation』の略。
日本語では『カリフォルニア州捜査局』。(現存せず)
まだ市民への認知度は低いらしく、「CBIです」と言っても「は?CBI?なに?」と言われることもよくあるため、リグスビーは「あなたの街のFBI」と説明したりもする。わかりやすい(笑)

『jisbon』はジェーンとリズボンのカップリングの海外版名称。
日本だと『ジェリズ』らしい。
言葉は違えど萌えは一緒なんだなぁとニヨニヨする単語。
(『jisbon』って、リズボンの割合高すぎない??? と思ったんだけど、そこもいい。かわいい。bonの音がかわいい。最高。)

◎S1.ep1【レッド・ションの影】

リズボン若い。あか抜けてないボブヘアーがかわゆいです。
ジェーンもまだ肌がぴちっとしている。輪郭もとがってる。
二人ともなんかまだすごい若い。いや、結構妙齢の男女のはずだけども。

さて、ドラマの始まりは殺人からの『メンタリスト』。
ジェーンは被害者宅で勝手にサンドイッチを作って紅茶を入れて食べてます。
うーん、このあたり、しょっぱなからキャラをぐいぐい押し出してきます。よき。
被害者の母に「力になりたい」と言いながら、目を見つめ、勝手に入れた紅茶でエスコートして手を触る。普通に大問題(笑)、イケメンこわい(笑)。

事件そのものは真犯人である夫を妻が射殺することで解決するんですが、その際、銃声で現場にかけつけたリズボンがジェーンを見て、即座に事態を把握し、

「(また余計なことしたやろテンメェ……)」

とでも言いたげな目をするのが見物です。
開始10分も経ってない。よき。

しかもこの件で、ちゃんと3週間の停職になったらしいジェーン。
ですが、停職期間残り1週間で起きた事件が、自身が追い続けているレッド・ジョン関連らしいとの情報を聞きつけ、タクシーで現場に(勝手に)向かい、チームに合流しちゃいます。
リズボンの後ろに控えるチョウとリグスビーもまだ若いし、なによりチョウの筋肉がまだそんなに発達してないように見えることに、ファイナルシーズンから見返すと驚くのでぜひご注目をば。

そしてこのシーン、リズボンを先頭にして歩きながら、

‐ Which one of you jackasses told him?
   It was you, wasn't it, cho?

「彼に喋ったバカはどっち? あなたでしょ、チョウ」


と見抜くボスがかっこよすぎます。萌えはげる。
大型犬3匹の完璧なるボスに見える。
リズボンがジェーンの振る舞いをすごくイヤそうで、そこもとてもいいです。

『jackass』=バカ、アホ、マヌケのスラングですが、ここからも、もおおおおリズボン口悪ぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~~かわいいかよ~~~~~~~~~!!!! と、おいたんはメロメロです。
このLookingでこれですよ。これで正義感マシマシの捜査官。
こんなん惚れるわ。

メンタリストのジェリズの素晴らしいところは、
お互いに相手の能力や資質を認めてはいるけど、その方法や理論に譲れないところがあって、特にリズボンは立場からも性格からも、ジェーンの言動にちゃんと本気で「クソが」って思ってるところなんですよね。
「Damn!」とかなかなか実際には女性が普段言わない台詞をハッキリバッチリ言うリズボンが好きです。というか思わず口走りたくなるくらいクソッタレなジェーンも最高か。

さて。
いったんは命令無視だし、余計なことするしで捜査から外したリズボンですが、なんだかんだでジェーンの頭脳が事件解決の近道だとわかっています。
だってそれがCBI。ジェーンがコンサルタントたる所以です。
チームの全員が席を外してる隙を見て、さっとジェーンに電話します。
「あなたは役に立つから戻ってきて」と言わされるも「お願い」してと電話口で言われたらしく「誰が言うかボケー!」と電話をガチャ切りします。
「最ッ低……っ!」(また『Jackass!』)と吐き捨てられたジェーン君、すでに後ろに控えています。
これは確かに最低だwww

そんなこんなで事件が進展していく中、謎解きにのめりこんで不眠症に拍車がかかるジェーンは、一睡もできないまま朝を迎えています。
その状態を当然のように隠している彼を見抜き、診察を強制的に受けさせるリズボン。「大丈夫?」と声をかけたり、チームの中で唯一彼の変化に敏感なのは最初からですね。くっそ萌える。

しかし、そんなこんなも全て真犯人を動かすためのジェーンの策略。
CBIの全員がそうとは知らず、まんまと彼の思惑にのり、真犯人は逮捕されます。が、彼の意のままに動かされたことを知ったCBIチームは全員あきれたりご立腹だったり。
そんな彼らに差し入れのドーナツをあげて軽口で応対するジェーンですが、静かに、けれど本気で怒っているリズボンにだけは、わざわざ自分から彼女の席に近づいて「反省してます」と嘘謝罪します。

L‐  I'm still angry.
J‐  I'm sorry.
L-  No, you're not.


めっちゃ怒ってるリズボンに、お詫びの品として、チョウから投げられた紙をコソコソ器用に折って、カエルの折り紙をプレゼントするジェーン。
は??? かわいいおっさんだなオイ?????

L‐  A frog? This makes everithing better, dosen't it......!?


時間差でカエルがぴょんと跳ねる仕様だったため、驚きつつも思わず笑っちゃうリズボン!
私まだ怒ってるんだからね、とか言いながら、デスクにカエルを置かれた時点でちょっと可愛いと思ってるリズボンの表情が秀逸です。
いや、もうあんたら1話目から可愛いがすぎますやんけ。
リズボン捜査官は、なんだかんだで手のかかるヤンチャな弟ジェーンに甘いお姉ちゃんみたいです。

あとたぶん可愛いものが好きなんだろなと。
うん、ぎゃん可愛い。ぎゃん可愛いですリズボン。

◎S1.ep2【赤毛と銀色のテープ】

関係者の事情聴取で口を割らない女の子に、チョウの反対を押し切って催眠術をかけるジェーン。

それがバレたとき、ジェーンの暴走を止められなかったチョウをがっしり抱え込むようにして動きを止めて、「今度やったら閑職に飛ばす」と怒るリズボンの動きが激カワです。
よくあんな筋肉マッチョ止められるな。
全力ボスのこういところがたまらんのですCBI。

リズボンは意外にちゃんと肉体行動派なんですよね。
行動力もあって頭も切れるのに、なぜだか抜けて見えるのは、ジェーンがずば抜けて斜め上思考すぎるからにほかなりません。うーん、いいコンビ。
ちなみにこの回、逃げた犯人を捕まえるときも、誰よりも機敏に先回りして犯人に飛びかかって捕まえてます。さすがボス。
小回りの利くリスボス、間違えた、リズボン。さすがです。

さてさて。
真犯人に近づくためにという事情を知らせないまま、ジェーンは突然リズボンの目の前で、リズボンとの食事デートの席を予約しだします。
ロマンチックだからテラス席がいい、とかリズボンの目を見て言ったりするから、ちょっとだけ期待しちゃうリズボンの表情が超かわいい。
でもLOVEっていうのじゃなく、「なによ、またからかってるんでしょ、もう。やめてよね」みたいな、幼馴染のティーンエイジャーみたいな可愛さです。かわいい。
そこをジェーンに指摘され、

「食事中に口説かないから安心して」
「そんなこと考えもしなかったしー」
「頭によぎったくせに。否定されると燃えるね」
 (Your denial that it did intrigues me.)


と言われたリズボンが


「Bite me.(くたばれ)(ざけんな)」


と呟くところがすごく好きです。台詞考えた人天才。
リズボンがジェーンに対して「ムカつく」とか「クソが」とか、そういう意味合いのスラングを言ってるとき結構あって、そのたび本気なのが好きです。
そしてこういうセリフがポンッと口をついて出てくるキャラクター性が、テレサ・リズボンという女性の魅力なのかなと。

ところでジェーンって毎回ものすごいレディーファーストな動きがスマート。
いや、レディに限らず男性にもファーストする。
優男感徹底してます。インテリアメリカーン。

さて、事件はというと、思わぬ形で犯人はリズボンによる射殺で幕となります。
ジェーンの予想通りといえば予想通り、予想の+αといえば+α。
何とも言えぬ感情で言葉にならないリズボンの側に最後までいて、そっと肩に手を添えるジェーン。
言葉にせずとも互いの感情の揺れがそこにあることは共有しあう。
そんな二人の基本が垣間見える回でした。

◎S1.ep3【赤潮】

ちょっと髪の毛のびボン!
ショートポニテが超かわいいリズボンの回(違)です。

この回、ジェーンがビシビシ無邪気さを見せてきます。
不謹慎なところでも無邪気。
これをサイコパスと取るか、ときめくかは人次第。
こういうところが『メンタリスト』の魅力です。

●無邪気1
車の鍵をどこに隠したか、見つけられた運転させてねゲームするジェーン。
無邪気すぎて、メンバー全員行方を見守ってるのがまた甘い。チームCBI。

‐  Who's got shotgun?(助手席だれ乗る!?)


鍵を見つけてめちゃくちゃ嬉しそうなジェーンに、あのチョウまで笑顔です。
ていうか、チョウってたまにしか笑わないけど、笑顔が少年。
これぞアジアンの魅力かもしれない。なるほど。キュンとするわ。

●無邪気2
浜辺で子供からバケツを借りて、砂のお城を作り上げて注目を浴びるジェーン。
子供じみてる…! 大人げない…! 厚意でバケツ貸してあげた女の子が可哀想!笑

そしてここ、素直にすごいなと思うシーンなんですが、重要参考人を加害者と思いこんだ被害者の父が飛びかかろうとして、それをリズボンが体を張って止めるんですよ。体格差ものすごいんです。身長差も。
でもなんだかんだでちゃんと一人であっという間に壁に押しつけて、しっかり止めるんだよなぁ。さすが刑事。かっこいいです。ボス。

‐  Look at me. OK,You need to go home.
‐  Please go home, Daddy.


You go home じゃなくて You need to go home なのが良き……
そしてこの「Please」っていう子供の1フレーズが心に痛い……

●無邪気3
いや、これこんな嬉しそうな顔していいのかというところでもありますが。
被害者の鼻がコンクリから出てるのを見つけたジェーン、「見て見て!」とリズボンを呼んで彼女の背中に手を回します。
距離近いし、笑顔キュートだけどもさ! 視線の先には鼻だかんな!? となるコミカルシーン。割と好きです。こういうシュールさ。

そして地元の有力者でもありなかなか拘留が難しそうな相手に対し、得意の話術で挑発しまくりわざと自分を殴らせるジェーン。
鼻血を出してうめくジェーンを心配するリズボンは、どうやらその戦略をわかっていたようですが、ねえ、どこから君ら計算してたの。見てても全然わからんです。萌える。

そしてジェーンはこの手口わりと使いますが、結構体張りますよね。
リズボンが「うちのアホがすみません」と言ってしまえば終わっちゃいそうなのに、そこは阿吽の呼吸な二人がいいところです。

結局その彼は真犯人ではありませんでした。
が、普通にロリコン変態だったクルティックさん。リズボンに言った捨て台詞がコチラ。

‐  If you were 15 years younger, i'd give you a shot.
「君が15歳若かったらヤッちゃうよおいたん(ウィンク)」


いや、今が絶対おいしそうじゃんリズボン。と力をこめて思いました。
心底、うっぜ、と思ってる彼女の表情がまた最高。
ジェーンの「ね、ヤバイでしょ、この人」みたいな目も最高です。

そしてこの回までにリズボンの生い立ちがちょっと明らかに。
お母さんは14歳の時に事故死、お父さんは母亡き後酒におぼれリズボンと弟たちを殺しかけ、自分は自殺。その後弟たちの面倒を見て、刑事になり、家を出た、と……
いやいやいや、ヘビーすぎない!?
海外ドラマ、さらっとこういう経歴多いですが、本当によくここまで成長してくれましたありがとうしか浮かばない。

◎S1.ep4【紅の涙】

事件関係者の集まる会場に残していったジェーンが、当然のように関係者を怒らせてしまったため、「なんであの男を一人で残したんだ!」と上司であるミネッリ局長に叱られたリズボン。
神妙な顔でこう答えます。

「彼を大人として扱ったのが間違ってました」


そんな謝罪ある?????? 最高かよ。。。。。。

M‐  Leaving this man alone at an event like that!?
L‐  NO excuses.
     I mistakenly treated him as a responsible adult.


ガチで言ってるところが最高です。
本当に本気でそう思ってそうな顔のリズボン。最高。

ていうかリズボンのボスであるミネッリもそうなんですが、これ全部ジェーン本人がいるところで交わしてるのがまた最高オブ最高なんですよね。
本人を前にして

「なんでこの男ひとりで置いてった?」
「彼を責任の取れる大人として扱ったのが間違いでした、サーセン」

て普通言う? 言わない。最高です。

そしてその関係者である美人の未亡人を、なんだか妙にかばい気味に見せるジェーン。
その変な対応にリズボンは「彼女に甘くない?」と聞きます。

‐  You're not soft on her, are you?


ここ、吹替えだと「甘い」だったからsweetとかになってるのかと思ってた。
なるほど。対応だから「soft」なんすか。勉強なる~~~~~。
直訳だと「柔らかくないですね?」だけど、ニュアンスとしては「なんか……甘くしてないよね??」みたいな感じかなと。
言い方次第では、関係性の疑いにもできるセリフですが、しかしメンバー全員「何企んでるの?」と聞こえるのはどうしてなのか。
リズボンの疑い100パーセントみたいな表情が最高です。かわいい。

そして諸々の作戦中にジェーンが動くことになった際、
リズボンから「余計なことしないでね」と言われ「心配しないで、ママ~」と答えるジェーン。


‐  Don't worry, mom~~~


言い方腹立つ~~~~~~(笑)

まあどれもこれも全部CBIチームの作戦なんですが、何も知らされてないCBIのボス・ミネッリが「無実の弁護士に重傷負わせたかもしれんやんけ!」と怒って乗り込んでくるエレベーターの前で、仁王立ちになりデカフェじゃないコーヒーを真顔で差し出して待ってるリズボンが超キュートです。
こんな部下ほしい。部下にこんな待ち伏せされたら特進させる。

そして真犯人を泳がせるために、ヴァンペルトと演技をうつチョウ。
チョウってわりとノリノリで、こういう作戦こなします。

ところでこの回、犯人の絶叫が心を打ちます。
夫婦間で何があったかはわからないまま終わりますが、母としての心は辛かろうなあと。

◎S1.ep5【アカスギの森】

田舎町での女2人と男の身勝手な恋が人を殺す話の回。

事件の担当保安官へ、人を食ったような話し方をするジェーンを、フォローするリズボン、という息のあったコンビ感が最初から炸裂しています。
このお姉ちゃん感、ジェーンの相手はリズボンじゃなかったら本当に続かないんだろうなぁ、と思わせるものがあります。

何人か調べてまわるうち、とある容疑者(ルーロン)を聴取することになったCBI。
会話の中でルーロンが「(太っている)外見は仕方ない」と言ったとき、チョウがすかさず


‐  It's not my fault I look like this.
‐  It is, actually.
   With a low carb diet and exercise, you could look very different.


「おめの責任じゃ。ロカボダイエットと運動すりゃ見違えまっせ」とド正論を吐きます。
それに思わず笑いをかみ殺すリズボン。
やめてよぉぉぉぉ。こっちまで笑ってしまうやんんん。
しかしその正論は私の心をも確かに殺した。
見違えるほどの節制ができんから、この見た目は俺のせいだ。痛い。

ところでヴァンペルトは基本的に男に厳しいですよね。
美人だからこそ色々あったのか、男性への厳しさがすごい。
それなのに結局ああいう……、というのはシーズン進んでから!

さて、入院中の容疑者をジェーンが勝手に連れ出しまして、ボスであるリズボンが怒られかわりに謝罪します。吹き替えだと「あの男…」と言いながらジェーンに電話をかけるのですが、英語だと……

‐  Son of a bitch……


本当こういうセリフばんばん出てくるから好き、リズボン。
口めっちゃ悪い。かわいい。

が、リズボンからの着信を見て無視するジェーン。
ここの着信画面、何の気なしのリズボンを無断で撮ったでしょ、みたいな写真を着画にしてるんですよねジェーン。
なあ、それいつ撮ったのかおじちゃんに教えてごらん?
その後、電話で真犯人の情報を伝えるうちに、リズボンが今まさに一緒に捜査に当たっている人物がそうであると確信することに。ひぃ。
そのときのリズボンが、自分を落ち着けつつ、ジェーンに伝える台詞がこちら。

‐  Ok. Good. Listen.
   Tell Rigsby, Teresa needs his help.


テレサがたいへん。
単語ぽく伝えるっていうのも、なんかもう、いや、緊迫した状態だからなんだけど、ジェーンに言ってるこの言い方がいい。とてもいい。
テレサがたいへん。

その後とても危険な状態で電話越しに作戦をコソコソ話す二人もいい。
携帯から聞こえる声で相手をゆさぶろう作戦は成功します。
後日、あの携帯を使った作戦は古い。何回も見た、とリズボンがドヤ顔で言うんですが、ジェーンが、

J‐  What do you mean?  where?
L‐  On TV.
J‐  Oh...on TV, well, anything can happen on TV.
  The question is, where have you seen that done in real life?


最後のセリフは置いといて、
テレビはなんでもありだからね、ってテレビドラマで言わせるのが良きでした。

◎S1.ep6【冷血】

ギャンブラー・ジェーンの回。

遺体の一部から職業当てをして賭けるジェーン、チョウ、リグスビー。
不謹慎だと怒るヴァンペルトは唯一の良心です。
対してリグスビーが「カリフォルニアではダメだけど」と前置きし、


‐  But here in Nevada, it's okay to gamble on body parts.


ネバダは体の一部で賭けしてもいいんだよ、って、
そんな理由口にする警察いるーーーー!!!????
これぞドラマらしい『メンタリスト』らしい軽妙なやり取りという感じです。
いや、こんなやつダメだwww ネバダから苦情こないといいwwwww

ところでミディアムヘアーのリズボン、今回はちょっとウェーブです。
はい、かわいい。

聞き込み先として、事件と関係のありそうなカジノに行って、リズボンに「100ドルちょーだい」と言うジェーン。
ここですね『Rent』じゃなくて『Give』って言っちゃってるんですよジェーン。本当にもらう気だwww

で、ざけんな、と言いながらもあげちゃうリズボンもものすごいリズボン。
なんだかんだで憎めないから、も~~~~、という顔であげるリズボンの横で、

「マジですかボス。この人頭おかしいんですけど、あなたも頭おかしくなってませんかボス」

という顔をしているヴァンペルトが面白いです。わかるよ、その気持ち。
そして、リズボンからもらった紙幣にキスをして、嬉しそうなジェーンンンン。
は~~~なんだこのスケコマシスマイル。
本当に頭おかしい二人です。良き。
これから彼がなにするかわかってニヤついてるリズボンとのバディ感が、さらに完璧に見えます。

そしてカジノの成果はというと。
倍にして返すから、といったお金でものっそい稼いだギャンブラー・ジェーン。
記憶力いいから、カードゲームとか普通に出禁くらいそうですよね。
稼いだ金で女性陣に豪華な宝石のプレゼントをあげるわけですが、「何?」という質問に対しての答えが秀逸でした。

‐  Carbon placed under extreme pressure.
 「高い圧力をかけられた炭素」


たーしーかーにー!!!!
言い回しかっこいいな!????笑

そして、そういうギフトを女性陣にだけあげるの変だ、という男性陣。
こういうところが可愛いチームなんだよなあああ。
しかもちゃんと買ってあげてるんですよ、ジェーン。
チョウとリグスビーはお揃いの金銀ギラギラ成金腕時計。
センスはどうあれ、かわいすぎます。
CBIのみんな、男女問わず好きすぎるジェーン。みんな家族感。かわいすギルティ。

結局ちゃんとつけて楽しんだ後、返却するリズボンと「ですよねー」と従うヴァンペルト。真面目女子ーズ。対して、俺は返さないぞ、と宣言する男性陣の子どもっぽさが可愛い回でした。

◎S1.ep7【朱をそそぐ】

またちょっとストレートに戻ったリズボン。
初回の霊能力者対決回。

ジェリズ的展開は少なめですが、似非降霊会を行う際、隣りにいたリズボンと手を繋いだジェーンが楽しそうに手をぶんぶんと振るのが見ものです。
ちょっとしか映らないままカットアウトするシーンなのに細かい。最高。めっちゃふざけておる。

子どもを守るのが親というものでしょう、という犯人のセリフに「そうね(Yes,They are.)」と答えるリズボンだけど、彼女こそ、その台詞を本当はとても心にあったんじゃないかなあと思うと胸が苦しくなります。

そしてラスト。
容疑の晴れた霊能力者を名乗る女性が、割と対立していたジェーンに話があるといってやってきました。
そして伝える、奥さんからの伝言――……
ここ、奥さんからの伝言をわざわざジェーンに教えてあげる必要は絶対にない(なんの利点もない)ことから、彼女はある種本物でもあったのでは、と思わせるストーリーになっています。

しかもジェーンが一番知りたくて気がかりだったことが、「娘は殺されるときにどうだったのか」……あああああ…………「彼女はずっと寝ていた。一瞬も恐怖を感じてないよ」との奥さんからのメッセージ…………

メンタリスト、ちょいちょいぶっこんでくる…
つらぁ……

◎S1.ep8【赤信号】

またちょっとウェーブリズボン。フェミニンです。

ジェーンの機転により車の中に取り残されていた赤ちゃんが無事に発見されます。
福祉局がくるまでリズボンと3人でいるシーンになるんですが、あの、くそ、萌え……
ジェーンは子供好きなシーンがめちゃくちゃ多いです。

そして、チョウがパイナップル嫌いだということが判明。
ヴァンペルトはコリアンダーが嫌いだそうな。

ピザを食べる面々と、右手にフォーク、左手にスプーンを持ちながら、自分の意見を朗々と語るジェーン。リズボンが冷静になれと言ってる間に、コップの上で交差させたカトラリーでやじろべぇにして遊んでいます。
これやってみたんですが、おもしろかったです。
このシーン、会話に集中しなさい、とか誰も言わないし、なんならジェーンの行動の方が気になってるっぽいCBIメンバー。全員かわいすぎる。

その後、リグスビーたち一緒に車からおりて歩いてくるリズボンに「ママと坊やたちのお出ましか」と揶揄する、プレシアドという嫌味爆裂な地元刑事がいるんですが、ここ原音だと、

- Oh, gladys knight and the pips.


って言ってて、どういう意味なんだろう…? 戯曲とか?? と思って調べたところ、グラディス・ナイトさんっていうめちゃ有名な女性シンガーのことなんですね。
『ソウルの女帝』の異名を持つらしいグラディスさん。
兄弟と従兄弟で『ピップス』を結成して『gladys knight &the pips』というバンドになってたそうで、ロックの殿堂入りを果たしているとか。
女性のグラディスさんを筆頭に、男性3人のバンドなんですよ。
そんで超かっこいいの。

…………おわかりいただけるだろうか。

リズボンを筆頭に、ジェーン、チョウ、リグスビーの3人を揶揄ってるんですよ……

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…………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………

くそ萌え(∩∩)
ありがとうプレシアド。
きみ最低だけど最高だよありがとう。

そんなプレシアドへの尋問中、大好きなサンドイッチを持ってきて同席するジェーン。
リズボンが彼の証言の矛盾をつくために「あなたみたいなカッコいい人が~」とわざと言うんですが、そのときのジェーンが「え? 君、こういうのがタイプなの? ハンサム? そう思ってるの? うっそ」みたいな顔してすごい反応するのがびっくりです。
そんな気にする????? 表情も態度も最高か。

- Good-looking man like you, there had to~~~~
  ↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ここでジェーンがすごい顔してリズボン見るので是非。

開始から20分35秒くらいです是非。
一瞬口に入れたサンドイッチを噛むのすら忘れてます是非。

おもしろすぎる。

尋問後「警察官ってウソつくのが下手すぎるよね」と言うジェーンにリズボンが、「私は警察だし、よくあなたにウソついてるけど、気づいてないじゃない」と反論。
「ガッカリさせて悪いけど、めちゃくちゃバレてるよ」というジェーン。

ここ、あの、原音聞いてほしいんですけど、あの……

- Sorry to burst your bubble, but you're translucent, my dear.

「my dear」言ってるーーーーーーー!!!!!!!
すごいふざけた言い方しやがってます、そこが萌えるー!!!!!!

ていうかリズボン、そんなにしょっちゅうウソついてるの?
それを全部知らないふりしてあげてるの? リズボン全然気づいてなかったの????
は?????? 意味わからんかわいい。かわいい。

事件自体はやりきれない感じの家族の諸々が詰まってるんですが、ジェリズ特化型まとめなので割愛。

続く→

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