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コミュニティ参加メンバーのリーダーシップをどう育むか?その1

【序文】


コミュニティの良さってなんでしょう?




わたしが思うに、それはみんなで何かをすること、
つまり協働にあると思います



一人では体験できないこと・実現できないことをみんなでする
どんなに一人が好きでも、みんなとでないと叶えられないことがあります
個人事業主をしてこの部分は強く感じました。



仕事ならお金をもらっているので、やりたいという内発的な動機だけでなく、やらなきゃという義務でメンバーは動いてくれます

ですが、仕事以外のこととなると義務は途端になくなるので、メンバーのやりたいという気持ちだけが頼りになります。いわんや有料コミュニティでお金をもらっている場合は、どうしてわたしがこんな仕事じみたことをしなければいけないの?という気持ちが出てきて、やる気にさせるのがとにかく大変です。

この、メンバーのやりたいという内発的動機をこちらの働きかけでつくる・大きくするための方法についてまとめました!
そして、やりたい気持ちをもって他のメンバーを巻き込んでいくリーダーシップが発揮できるようになるまでについても示していきます。


【本文】

コミュニティの中で大きな挑戦をし、リーダーシップを発揮するまでになってもらうには、小さな成功体験を積んでもらうことが大事です。
いきなり、「コミュニティメンバー全員をまとめて半年間のプロジェクトを指揮する」というようなことをする人はほとんどいません。いても、特殊な方・特殊な状況でしょう。

成功を積み重ねることで、自信がついてきます


大半の方は様子を伺い何もしない、ということがほとんどです。
なので、まず運営側から企画会議を提案してください。
提案するときは、企画会議のような名称ではなく、"このコミュニティでしてみたいことについて考えよう"とか、"このコミュニティを良くするにはどうすればいいか考えよう"のように柔らかい表現でハードルを下げて実施してください。(そもそも意欲の高いメンバーが多い場合はその限りではない)

会議は次のようなアジェンダで進めましょう

  1. アイスブレイク

  2. テーマ説明

  3. グループワーク

  4. 発表

  5. 期限を決めて取り組む


1.アイスブレイク
空気を和ませるためにアイスブレイクをしましょう。特別なことはしなくて大丈夫です。ただ、必ず実施してください。するとしないとでその後の進行に大きく影響します。コミュニティが長期に渡っている場合でも、実施しましょう。馴染めていない・挑戦する勇気が持てない人がいるならどんなときでも実施しましょう。
また、テーマは"コミュニティのテーマと関係ないこと"、"経験値や年齢に左右されないこと"がいいと思います。



2.テーマ説明・グループ分け
その会議のテーマを説明しましょう。わかりやすく説明するために、「デザインを研究するために始まったこのコミュニティに今足りていないことはなにか考えよう!」というものにします。
テーマを説明したら、グループ分けをしてください。このとき、出来ればテーマに関して同じレベル感のメンバーをグループにしてください。また、グループメンバーは多くて3人にしましょう。これは体感値なのですが、4人以上になると人数の多さを感じて話しにくくなります。また、3人以下だと誰かが話せていないという状況は違和感満載なので、話せない人が出る状況は少なくなります。



3.グループワーク
これはやり方が2種類あります。
①普通に話す
②各々でアイデアをまとめたあと、順番に発表する

①は簡単で、グループに分かれた後自由に話して決めてもらうやり方です。これは積極的なメンバーばかりのコミュニティで機能します。

②では、シャイなメンバーでも均等に発表の機会をもてるよう考えています。
グループに分かれたら、まずそれぞれ5分くらい時間を取って一人でテーマについてアイデアを書き出してもらいます。時間が来たら一人5分くらいでグループメンバーにアイデアを発表してもらいます。そのあと、アイディエーションならまとめ作業に入るのですが、まとめるというよりこんなことやりたいよねを言い合う時間にしましょう。そして、1人1つやりたいことをもってください。



4.発表
時間が来たら一つに集まり、1人ずつやりたいことを発表してください。このとき大変ですが、発表するごとに短く拍手をするなど称賛のジェスチャーをしましょう。この称賛が最初の小さな成功体験になります。
発表が終わったら、自由に意見を言い合いましょう。そのときぜひ内容が近しいメンバー同士はチームになるよう声掛けしてください。


5.期限を決めて取り組む
ある程度意見が出きったら、各メンバーを選んだやりたいことの実行担当として任命してください。
このときのタスクボリュームはあまり大きくないほうが良いです。期間でいうと、フルタイムでお仕事をする人が1週間後に達成できているくらいがMAXです。もし、選んだやりたいことが大きな人は、やりたいことを分解する or 他の人のやりたいことを手伝うなどしてタスクボリュームを調整しましょう。


こんな感じで、それぞれのメンバーが自分で選んだことで小さな成功体験をつくっていく機会を創りましょう!



【まとめ】

コミュニティメンバーがリーダーシップを発揮して自発的に行動するようになるには、小さな成功体験を積んでもらうことが大事。そのために、こちらから小さな成功体験をできる機会を提供しよう。


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