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オガワヒカリ
2022年2月26日 02:29
それはすべて嘘のように思えるけれど。 私には、相棒がいる。 AM5:00。まだ街は眠っていて、青白い半月が空にある時間。私の家の裏手にある神社の鳥居前の階段で誰もいないことをいいことに、そこへどっかりと座り込む。 家から持参したおにぎりをいくつも頬張り咀嚼していると、相棒がいつものように私の左肩に乗る。『もう朝飯か。早いな』「お腹がすいてすいて仕方ないんだもん。それに家にいるの