小川製作所 | 製造業x経済統計

東京都葛飾区の町工場です。 日本の経済統計をグラフ化して共有しています。 noteでは主に実際の企業経営から見た中小企業の付加価値経営について発信していきます。

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  • 中小企業の付加価値経営 小川製作所 経済統計x製造業

    中小企業が付加価値を重視する経営(付加価値経営)に転換する必要性を、統計データと日々の企業経営実務の経験を基に文章化していきます。 普段ブログやSNS(Xなど)で共有しないような内容も少しずつ盛り込んでいく予定です。 講演などでお話しする内容は一部有料設定もありますが、重要部分はほぼ無料で読める内容としています。 週1回の更新予定です。

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News Picksトピックスへの移行について

noteにて書き進めてきました「中小企業の付加価値経営」ですが、ニュースサイトNews Picksのトピックスに移行する事となりました。 装いも新たに#001より大幅にリライトして公開し直す事となります。 noteで掲載してきました記事につきましては、以降の済んだものから順次閉鎖して参ります。 わずかな期間でしたが、ご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。 宜しければ是非、News Picksトピックにてフォローいただけますと幸いです。 今後とも何卒よろしくお願

    • #007 日本の労働生産性は本当に低いのか?

      今回は、日本の労働者の生産性が本当に低いのかを、改めて統計データから検証してみたいと思います。 1. 労働生産性とは労働生産性とは、投入量(労働者数や労働時間)に対する、産出量(生産数量や付加価値額)の割合です。 生産の効率を表す指標と言えます。 一般的に、労働生産性とは物的労働生産性と付加価値労働生産性があるとされます。 物的労働生産性とは、投入量に対する生産したモノやサービスの数量です。生産工程における生産効率向上の指標として用いられる事が多いようです。 一方、付

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      • #006 事業承継と仕事の価値

        日本の中小企業の課題は事業承継だと言われています。一方で、日本経済が好転していくためには統合により企業が大規模化していく必要があるとも言われています。 今回は、日々感じる事業承継と仕事の価値について考えてみます。 1. 時間単価と工数筆者はいわゆる大手メーカーで技術職を経験した後、30人程度の中小製造業で修行させてもらい、家業(当時は個人事業)に合流しました。 大手メーカー、中小企業、零細企業での仕事を経験してきた事になります。 いわゆる製造・技術系の仕事は、「工数」と

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        • #005 GDPって何だろう?

          今回は改めてGDPの内容をまとめていきます。 生産面、支出面、分配面に含まれる項目と、それぞれの数値を把握し、全体像を掴んでみましょう。 1. GDPとは仕事とは顧客への価値提供の代行業です。 その仕事の金額的価値が付加価値です。 国内で生産された付加価値の総額が国内総生産(GDP: Gross domestic product)と言われています。 更に、GDPには生産面だけでなく、支出面と分配面があり、それぞれの合計は一致します。(三面等価の原則) 詳しくは内閣府の

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          #004 「100人の村」で考える適正価格

          付加価値とは、仕事の金額的価値で、その分配が労働者の所得となります。自社の仕入れは、仕入先の付加価値の合計でもあります。 今回は、仕入れの適正価格はあるのかを100人の村で簡単なモデルを作って考えてみます。 1. 100人のラメン村ある世界に人口100人のラメン村がありました。 この世界にはラメン村ただ1つしかありません。 ラメン村の人々の主食はラーメンで、村人たちはラーメンを作る仕事に携わる事で生計を立てています。 ラメン村の人々は100人全員が働いています。 その

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          #004 「100人の村」で考える適正価格

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          #003 仕事って何だろう?

          1. 仕事の定義前回は、経済全体と日々の仕事の接点となる付加価値について考えてみました。付加価値とは、対価である売上高から外部購入価額を引いたものです。 企業経営者にとっては、粗利、売上総利益、限界利益などと呼ばれる指標とほぼ同じ意味でした。 仕事の金額的価値そのものと言っても良いと思います。 それでは、「仕事」とは何でしょうか? 中小企業の付加価値経営を考えるにあたって、まず仕事についてしっかりと定義する事が必要です。 インターネットで調べると、次のような事が仕事と

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          #003 仕事って何だろう?

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          #002 付加価値って何だろう?

          1. 「経済」と「仕事」の接点経済統計のマクロ的なデータを扱っていると、ミクロ的な日々の仕事と無関係な単なる数値を見ている感覚に陥りがちです。 個々の企業のミクロな合理的活動の結果、マクロではむしろマイナスな変化が進むといった合成の誤謬という言葉もあります。 経済全体と日々の仕事とはどこで結び付くのでしょうか? むしろ相反する関係にでもあるのでしょうか。 定義的に言える事は、マクロ的な経済指標の代表であるGDP(国内総生産)は、ミクロ的な経済活動の結果である付加価値の合

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          #002 付加価値って何だろう?

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