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固定種・在来種を求めて。飯能にある野口のタネへ

エディブルガーデンづくりは、種を撒かなければはじまらない。
数年前だったらホームセンターで種を買って、撒いていたかもしれないが、今回はそういう考えにはならなかった。

僕は3年前に、小川町の霜里農場というところで研修を受けていた。
座学と実地を併せた半年間の研修だったが、当時ほとんど土も触ったことがなかった僕は、その授業の大半を忘れてしまった。
なんとももったいない話であるが、行動ありきの知識でないと吸収できないのは世の常だと思う。
そんな僕のすかすかな頭の中の引き出しを開けてみて、なんとか残っていたのが「固定種・在来種の種は大事」という話だった。

固定種と在来種。
聞いたことがある人は多いかもしれないが、正確に説明できる人は少ないのではないだろうか。その違いとは。
興味はあったものの、僕もその一人であった。
固定種・在来種の種を手に入れたい。
そう思って調べていると野口のタネのジモコロの記事を発見。
そうそう、ここはずっと気になっていて、Google Mapsに数年前からピンを立てていた店だ。

なるほど、わかりやすい。
とっつきづらいテーマをやさしく伝えてくれる。

固定種というのは、目的の品種(ここではタマネギ)をつくるために、代々同じような形質を示す植物の集団をタネ屋さんが何世代にもわたって掛け合わせたもの。いわゆる伝統野菜と呼ばれるものは、この固定種であることが多いです。
これに似ている言葉として、在来種があります。これはある地域の気候風土や栽培環境に順応した品種のこと。タネ屋さんが固定種をつくる際の掛け合わせのもとになっています。

とにかく固定種・在来種の種を手に入れて、種を採取する。
その方が美味しい野菜をつくれるし、あり方として素敵だと思う。
最初は直感ではあったが、F1種の事情なども後から学んだ。

まずは聖地に行きたいタイプなので、飯能の結構山深いエリアにある「野口のタネ」へ車を走らせ、種を購入した。


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