断ち切らねばならないぬ毒親育ちの連鎖
マナブさんという方の過去のツイートをみて考えさせられました。
11歳になる娘は人の陰口をいわないでころか陰口をいう人がいたらやめなよといえるタイプの子です。
どんな陰口を注意しているのか聞くと、一緒にいるときは仲良くしているのにいなくなるとあの人は嫌だと大人でもあるあるのお話です。
そういう娘にイライラすることってあるのかと聞くと、それはあるよといいます。
どんな時ときくと、勉強がうまくいかないときと答えます。
なるほど。自分に対してイライラしているのですね。
他人の行動に対してこうした方がいいのにとイライラすることはないのかときいたら、ないとのこと。
そういえば下の子たちには、あまり厳しくあたってきませんでした。
逆に先に生まれた兄貴たちには、自分だけが苦労していると思い込む時期があり、思い通りにいかないとイライラしてダメージを与えてしまっています。
傷ついた方はいい気はしないわけです。
兄貴のほうは私の行動へのイライラがおさまらず報復してきてしまったわけです。
この他人の行動にイライラしてストレスを抱くマインドの根底には「 #自分が苦労していたんだから他人も同じ苦労させたい症候群 」があると考えます。
おもえば自分のこのマインドも親から受け継いでしまったものと思われます。
世にいう #毒親育ち です。
毒親育ちのあなたと毒親になりたくないあなたへという副題がささる #中野信子 さんの本があります。
自分の親も相手を自分の思うがままにしたいという #責め心 をもっていたので、自分も同じように責め心で子供に接してしまいました。
#責め心 をなくすには我が儘をなくすことだと #鴨頭嘉人 さんはいいます。
どうしても感情は先に立ち、不快な記憶が理性の前に呼び起こされてしまい、つい自分本位に考えがちです。
それでも本質的な解決のために毒親育ちである自分を解放できるのは、親でも子でもなく、自分自身でしかありません。
いくらあがいて他人のせいにしても誰も助けてはくれません。
血族関係は、相手を自由に選ぶこともできず、一度選ばされてしまったらリセットすることも難しく、しかも決して相性が良いとは限らないその相手とほぼ一生、何らかの形で付き合い続けなければならないという閉塞感のある人間関係です。
これを何とかやり過ごすのが大人の知恵というものですが、残念ながら人間は最初から大人ではありません。
この閉塞的な環境に適応できるかどうかと考えると、かなりの高確率で、不適が起こり、また、毒親育ちの子どもたちが生じています。
私には5人の子がいます。
受け継いでしまったマインドでダメージを与えたことにより、上の子が塞ぎ込んでしまったことを反省して下の子たちにはあたらないようにしてきました。
中高成人の上3人とは会話すらかないませんが、小学生の下2人はまだ自分に寄り添い、慕ってきます。小学校高学年になりますが一緒に過ごす時間も多いです。
その小学生の子は他人の陰口すらいわないといいます。
自分が育て方を見直したことで下の子は毒親育ちにはならないできてくれています。
同じ親でも接し方ひとつで子供は変わります。
上3人の子たちが、また子供をつくったときに毒親育ちの子を育てることがないようこの負の連鎖を断ち切らねばなりません。
他人にイライラしそうなとき、自分のエゴ(我が儘)のおしつけはないか、振り返って考えたいと思います。
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2022/10/15 追記
政府は2022年10月14日の閣議で、親が子を戒めることを認める民法の「懲戒権」を削除し、体罰の禁止を明確化する改正案を決定しました。今国会成立を目指します。
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