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『スキ』をありがとうございます。そしてNicoのことを書きます

まだ他の原稿が途中なのですが、ひぇえ💧

さきほどダッシュボードを見たら……

スキが7000を越えました。
お立ち寄りくださり、スキしていただいて、
本当にありがとうございます。

続けるエネルギーです。
モリモリ💪

🎵

今日のnoteに書きそびれたのですけれど、
今日はNicoの誕生日だったのですね。

Nicoはドイツ生まれともハンガリー生まれともいわれ、世に出るまでのプロフィールはほとんど明らかになっていません。

持ち前のクールな美貌と長身でモデルとして現れ、フェデリコ・フェリーニ監督の『甘い生活』に端役で出演します。
以降、当時のカルチャーの先端だった人々と交流するようになります。ブライアン・ジョーンズ、ボブ・ディラン、そこからアンディ・ウォーホルの知己を得て、彼のプロデュースしたバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに参加することになります。

そのアルバム、『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ』から、『I'll Be Your Mirror』を。訳す時間がないのですが、素敵な歌詞です。

彼女は天性のエトランジェ(異邦人)だったのでしょう。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドへの参加はアルバム1枚で終わりましたが、彼らの演奏を得てソロアルバム『Chelsea Girls』をリリースします。

ChelseaとはニューヨークにあるChelsea Hotelのことです。長期滞在のアーティストが多いこのホテルには、彼女やイーディ・セジウィック、マリアンヌ・フェイスフル、ジャニス・ジョプリンのような、時代のアイコンになりたいと願い、叶わない女性たちもいました。
タイトル・チューンはそのような女性たちのことを歌っています。
たどたどしく、低めの声で歌われるその曲は物悲しさにあふれています。
『Chelsea Girls』

彼女はフランスの俳優、アラン・ドロンの子を産みましたが、結婚することはありませんでした。
その後も何枚かのアルバムを出し、来日もしています。

そして、スペインのイビザ島で自動車事故に起因する脳梗塞で失くなりました。享年49歳。
訃報記事に、書き手のかたが彼女に直近でインタビューした話が書いてありました。
「今もひとりなのですか」
「ひとりよ」

彼女は最後までエトランジェだったのかな。世界中の人がやってくるイビザ島が終着点だったというのも、彼女らしい旅の終わりのように思いました。

『Chelsea Girls』は個人的に大好きですし、強く印象に残っています。

ある忘れられない夜に、この曲が流れていました。
その夜はこの曲で、この曲はその夜です。
自分がエトランジェになったような夜。

あ、他の原稿が日付変更線越え確定です😱

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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