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「蔵を見せない蔵見学」に感じた新たな可能性

※このnote記事は、株式会社エフライフの社内向けに2020年6月29日に投稿したものを加筆修正したものです。仕事の気づきや学びを日々「オープン社内報」として投稿しています。

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福島の日本酒とおつまみのマリアージュを全国にお届けするサービスfukunomoが再開して早1か月。6月は豊国酒造さんの日本酒をfukunomo利用会員様にお届けし、豊国酒造さんの蔵元さんをつないだオンライン酒の会を行いました。

先月に続き、弊社社員野坂の尽力あり、私の役割はほとんど現場で話すだけということでたいへん助かりました。

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オンライン酒の会の前の様子。右手前が豊国酒造蔵元の矢内さん

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豊国酒造さんから学んだ「蔵を見せない蔵見学」の素晴らしさ

今回、の酒の会で何よりも気付きになったのは、矢内さんが昨年から実践している「蔵を見せない蔵見学」の素晴らしさです。

豊国酒造さんは、昨年から、蔵を見学に来られた方は、いきなり蔵の中を見せるのではなく、蔵の周辺を矢内さん自らが案内して、矢内さんが思う古殿町の良いところを案内した上で、蔵の中を見せています。

そんな取り組みをしている背景に、矢内さんは以下のことを話していました。

「蔵見学をずっと繰り返して気づいたのは、見学に来てくれた人は、『一歩己や超を造る蔵』に行ったということは覚えていっても、古殿町のことは認識せずに帰っていくということ。それでは嫌だと思った。蔵を好きになるだけでなく、古殿町を好きになって帰って欲しい」

そんな想いがあり、「蔵を見せない蔵見学」を始めたそうです。

たしかに、自分自身が旅行に行った時を振り返っても、数年前に沖縄の日本酒蔵『泰石酒造』さんを見に行ったのですが、記憶に残っているのは、蔵の中と「沖縄県にある蔵見学に行った」ということだけ。その蔵が立地する町のことについては、まったく記憶に残っていません。

観光資源でもある日本酒の酒蔵が地域貢献をしようと思ったら、矢内さんのスタイルには非常に大きな可能性があると思います。

今回は、オンラインイベントだったので、事前に、矢内さんと一緒に町歩きをする様子を収録・編集し、その動画を一緒に見るというスタイルでしたが、これがかなり会員様に好評でした。

今回のオンライン酒の会に参加された会員様から

「これからは『超』や『一歩己』を呑む時に、今日見た古殿町の緑を思い出す」
「ふつうの蔵見学は正直、もう飽きていたが、今日のようなやり方であればまた参加したい」

そんな声が続出でした。このスタイルを7月以降でも継続実施できるかはまだ検討中ですが、会員様の期待値は上がってしまったと思うので、今回の気づきは最大限、生かしていきたいと思います。

毎日のようにイベントが続いていますが、1日1日に、感動と大きな気付きがあって、毎日がすごく楽しいです。

今週もがんばっていきましょう!


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最後まで読んでくれてありがとうございます!
明日も20時に「『with curry』のクラウドファンディングの達成からみえた、人材育成の可能性」というタイトルでオープン社内報を更新します。

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