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Voicyがパーソナリティの審査で大事にしていること【声の履歴書 Vol.67】

こんにちは。Voicy代表の緒方です。

この「声の履歴書」という連載は、Voicyがこれまで歩んできた道のりについて創業者の私があれこれ語っていこうというシリーズです。よかったらマガジンをフォローしてくれると嬉しいです。

今日は前回に続いて、「Voicyパーソナリティとは?」について書きます。毎月Voicyのパーソナリティには1000件近い応募があります。その中から新たに加わってもらえるのは30人~50人ほど。

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ではVoicyのパーソナリティの基準とはどんなところにあるのでしょうか。あらためて考えてみたいと思います。

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SNSでの発信をやっていなくても面白い人はいる

基本的に「この人の話を聞いてみたいと思う人がいるかどうか」は大きな要素です。聞いてよかったと思える人だろうか、そこをとても大事にしています。

たとえばもうすでに自分の発信で人を惹きつけている人は、きっとVoicyでも魅力的な発信ができるだろうな、という可能性は当然わかります。その方のSNSやブログなどを見させていただくと、この発信にこれだけ反応している人たちがいるんだな、ということがわかるでしょう。

でも必ずしもそれだけではありません。

SNSでの発信を一切やっていなくても、きっと面白い人はいるはずです。あるいはきっとご本人はとても面白いんだろうけど、今までいろんなところでお披露目をしたことがない人。

こういう人たちを引っ張り上げるのはなかなか難しいですが、しっかりとVoicyの中で「ぜひ聞いてみてください」とプッシュしていきたいと考えています。まったくの無名、ネットで発信なんてこれまでしたことがないという人でも、Voicyで一気に人気になった人はたくさんいます。

ですから、必ずしも何か実績のある人、話の上手い人から順番に、というわけではありません。

ネットの世界では定期的に更新することが何よりも大事

SNSのフォロワーが少ないから応募は諦めようかな、という人ももしかしたらいると思うんです。でも、そういうことではありません。

自分の好きなこと、情熱を注いでる趣味や専門分野について、コツコツ発信し続けているとか、あるいは特定のファン層が見えるとか、そういう方にこそチャンスがあります。

インターネットの世界では定期的に更新することが何よりも大事です。それでもコツコツと出し続けることができない人はめちゃくちゃ多い。

見てくれる人がいないから続けられないという人がいます。でも続けないと見てもらえません。どっちが先かはわからないですけれど、そこに壁というものがありますよね。

よくいるのが、ラジオに呼ばれてしゃべったときは楽しかったとか、講演会に呼ばれてしゃべったから楽しかったみたいな方。すでにある壇上にお呼ばれすることが嬉しいみたいな人は、残念ながら続かないんです。

ネットのフルオープンな場所に出ると自分にそこまで人気がないことに気づき愕然としてしまいます。

やっぱりどんなコンテンツも、最初はジワジワと伸びていくものだから、短期間で心が折れないような人の方が圧倒的にリスナーを集めますね。

声がいい、お喋りが好きは関係ない、誰かを喜ばせる気持ちが大事

どうしたらパーソナリティに応募してもらえるか、いつも考えています。難しいと思われるかもしれませんが、興味を持ったらぜひ一度は積極的に申し込んでみてほしいと思います。

Voicyに向いている人のポイントを思いつく限り挙げていきましょう。

「声がいい」とかは関係ない。自分はイケボじゃないから…とか考える必要はありません。Voicyは声ではなく、人を届けているんだ、と思っています。

あとは、お喋りが好きという人でもない。「あんた喋るの好きそうだからVoicyやったら?」っていう人は実はちょっと違います。要は「話を聞きたいと言ってくれる人たちがいる」ということなんです。

イベントをやったら人が来る。コンテンツをつくったら誰かが見てくれる。飲みに行きたいと言ったら一緒に行きたいと言ってくれる人がいる。自分の出すものに対して、それを楽しみにしている人がいる。そういう人って周りにけっこういますよね。

あとはリスナーさんたちを喜ばせたい、社会を喜ばせたい、というギブの精神を強く持っている人たち。

自分のためというよりも、こういうことを聞いたらきっと喜ぶ人がいるとか、きっと役に立つ人がいるとか、自分の発信の先に喜ぶ人をイメージできる人っていいですよね。

さらに加えると、日常生活や仕事が忙しくてテキストや動画の発信が面倒くさい人。音声は多忙な人ほど向いています。

だらだらと書いちゃいました。でも言いたいことは結局シンプルで、「誰かに喜んでもらうのが大好きだ」、そんな人を僕らは応援しています。けして「喜ばれる」のが好きな人ではなく、「喜ばす」のが好きな人、そしてギブをできるひとですね。

よかったら応募してみてください。お待ちしています。


ーーありがとうございました。次回もよろしくおねがいします。

声の編集後記



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