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初めての借入を通じて学んだ5つのこと。


おはようございます☀️
株式会社EXJOYの大海です!

今回は起業してから3年半を経て
初めて借入をしました!!

いやー、遅すぎますね。
もっと早くから動いておけば良かったです。笑

今回はこれから起業する人に向けて
少しでも学びになるnoteになればと思い
書いています。

既に起業されてる方は創業期のワクワク感を思い出しながら読んでみてください!笑

学びだけ見たい場合は飛ばして
最後の方読んでみてください!

去年の赤字決算

株式会社EXJOYは前期600万円ほどの赤字でした。
それは代表である自分が甲状腺の病気で動けなかったからです。

(改めて健康は大事です!笑)

実は身体が動くようになったのは今年の1月くらいでした。

4月から新入社員が入ってくるのにも関わらず会社の残金は30万円ほど。

「金無さすぎて、やべぇな、、、笑」

と思ったのと同時に

心の奥底からこう思いました。

「どんな事があっても自分を信じて入社してくれた人に対して給料が払えないなんて事はあってはいけない。」

売上を上げることは当然ですが
借入もしないと給料も払えなくなるぞ。
と思い借入に動いていきました。

200万円借りるのですら大変。

去年の決算がボロボロだったので自分1人の力では難しいと思いました。

そこで資金調達のプロである株式会Solaboの大石田さんに相談しました。

「大海さん、かなり厳しい戦いになりそうですね。笑」

そう言われたのを鮮明に覚えています。

提出しなきゃいけない書類や準備しなきゃいけない事が山のようにあり、融資を受けるって大変なんだなと改めて感じました。

そこからsolaboさんのかなり強力なサポートのおかげで提出書類などが揃ってきました。

日本政策金融公庫にまずは300万円の融資でいきましょうという流れになり

いざ日本政策金融公庫さんにお伺いしました。

最初の難関はビジネスモデルを理解して頂くことでした。

EXJOYは採用コンサルティング、noteの運用、スカウト代行、各種媒体の運用、募集記事作成などを行っています。

当然、noteのことも最近の採用のトレンドも知らない年配の方だったので
前提の部分から丁寧にご説明させて頂きました。

自分のおばあちゃんや母親などビジネスをした事ない人でも分かりやすく説明する能力はかなり磨かれました。笑

むしろ、これくらい言語化してないと自分達の仕事の【価値】が世の中に伝えられてないんじゃないかなと実感もしました。

そして、
担当の方とお話ししてる中でこう言われました。

「300万円じゃなくて200万円ならなんとかします。」

いやいやいや、、、
300万円もかなり低く見積もって融資をお願いしてるのにまだ下げられるのか、、、

100万円くらいあなたの力でどうにかしてくれ、、、

と思いました。笑

でも一旦融資の実績を早めに作りたかったので
200万円の融資で進めることになりました。

そして2週間後
「融資が決定しました」と電話がありました。

かなり大変だった分受験に合格したくらいの喜びを感じました。😭

すぐにsolaboの大石田さん、かんさん、今回の融資を社内からサポートしてくれた伊勢さんと諒に電話をして一緒に喜びました。笑

この瞬間は最高に楽しいしチームで何かを成し遂げた感じがしてEXJOYしてるなって感じました。

法人口座が作れない

次の問題はなかなか法人口座が作れない事です。

EXJOYでは楽天銀行、paypay銀行の2つを使っていました。

日本政策金融公庫の担当の方に

「ネット銀行だと振り込みが出来ないので地域の信用金庫か地銀の法人口座を作ってください」
と言われました。

ここでも
「いやいや、なんでネット銀行じゃダメなの?」
「謎の制度やめてくれよ笑」
と思いましたがそれに意を唱えても時間の無駄なので法人口座開設に動き出しました。

法人口座も印鑑署名書、履歴事項全部証明書などいろいろな書類を用意しなきゃいけなくて、かなりめんどくさかったです。

会社も3期が終わってるし
普通に法人口座開設出来るだろうと思って進めてたのですが

まさかの一番最初にお願いした信用金庫さんに断られました。

「ん????」
意味が分からなすぎて

「審査基準なんですか?」
とお伺いしました。

「それにはお答えすることは出来ません。総合的な判断をして今回はお断りすることになりました。」
とお答えして頂きました。

マジで意味が分からん。
どうやって改善すればいいんだろう。 


とりあえずもっとコミュニケーションを取って用意できるだけの書類も用意して口座開設に動いていこう。

1つが断られても良いように2つ同時に口座開設に動いていくことも決めました。

営業も見込み案件が一つなのか
複数社あるのかで主導権の握り方が変わります。

今回ドアノックスタイルで行ったので
紹介から繋がって口座開設に動こうと決めました。

営業も信用ある人からの紹介の方が圧倒的に話がまとまりやすいです。

Solaboさんには小松川信用金庫さん
父親には朝日信用金庫さんを紹介してもらいました。

請求書や契約書
過去の口座のやり取りなど全部持っていき
2つとも口座開設する事が出来ました。

そして見事8月末に200万円着金されました。

長かった。大変だった。
でも楽しかった。笑

初めての融資はそんな印象です。

2ヶ月後300万円融資が確定。

融資で動いてる間に
お客さんは毎月増え続けていき
売上と利益は右肩上がりで伸びていました。

本当は今期の決算が終わったタイミングで追加融資を受ける予定で動いていたのですが

信用金庫の担当の方から
「このくらい売上が伸びていれば今期、葛飾の制度を利用した融資を利用してみませんか?」
とお声がけ頂きました。

どうせ、来期追加で借りる予定だったので
「是非、やらさせて下さい」と即決しました。

2回目の融資は売上も利益も上がっていたのでそんなに難しくはなかったです。

保証協会付きの融資だったので保証協会の人と関係値を築きながら承認も貰う作業でした。

それでも融資決定の連絡が来た時にはかなりの嬉しさはありました。笑

学びと起業前にやるべき事

今回の学びは5つあります。

①ビジネスモデルを確立させる


融資以前の問題です。笑

学生起業あるあるだと思うのですが勢いと想いだけで起業してビジネスモデルが確立されてないパターンです。

【誰】の【何の課題】を解決して
どのくらいお金を貰うのか?

既にお金を払ってる人がいるのか?
(マーケットがあるのか)

なぜ、競合他社がある中で自分の会社を選んで貰えるのか?

最低でもこの3つの質問に答えられなかったら
事業とは言えません。

偉そうな事を言っていますが
自分自身、お恥ずかしいながら
会社4期目にして初めてしっかりとした事業づくりが形になり始めたところです。笑

「EXJOYしてる人を増やします」
「事業はありません!」

そんな感じの創業期でした。

②創業前に融資をしておく

EXJOYは事業やビジネスモデルを決めてないまま勢いで起業したので
創業融資がある事は知りませんでした。

しかし、日本政策金融公庫の新創業融資は起業するなら絶対に受けておくべきだなと思っています。

融資の中でも最もリスクも低く借りやすいと思います。

原資を手に入れられるので
人を雇ったり広告が出来たりもするので事業のスピードアップが出来ます。

③誰でも理解できるくらい事業の解像度を上げておく

今回、1番の気づきはこれです。

自分の事業を色々なビジネスを見てきた、違う業界の人に説明する。

そうする事によって
「事業に対する解像度が上がっていく」

「こういう説明だとわかりにくいか」
「この例えを使ってみよう」
など事業を説明するときに工夫していくようになります。

同世代の起業家や先輩起業家が投資家にプレゼンする度に事業の解像度が上がったと聞いていました。

今回の経験で事業に対する解像度が高まり
営業にも採用にもかなり良い影響がありました。

④売上、利益が出てるタイミングで借りる

銀行はこう言われています。
「晴れの日に傘を貸して雨の日に取り上げる」

銀行の立場に立ってみたら当たり前ですよね。

返せる見込みがある会社に貸す。
返せなそうな会社には貸さない。

それを徹底的にやらないと銀行が潰れてしまいます。

常に相手の立場に立って物事を考えていく事が重要だなと感じました。

低金利なので利益が出ているときにどんどん借りていきましょう。

⑤融資も仲間づくり

担当者と目的を揃えていき仲間になってもらう事が何より大事だなと感じました。

銀行VS企業の構図ではなく
銀行と企業で融資を実行し返済まで待っていく。

目的と前提を揃えておく事。
相手のやりたい事は何か?
逆にどういうリスクは避けたいのか?
出来るだけ全ての情報をオープンに。

しっかりコミュニケーション取りながらこの4つを抑えていくことで目的が一致して話を前に進めてもらいやすくなります。

銀行の担当者さんも
「成績のためにお金を貸したいのです。」

この事を頭に入れながら動いていくとスムーズに話しがまとまります。

最後に

初めての融資は大変でしたが
すごい楽しかったです。

改めて覚悟も決まりました。
事業計画も明確になりました。

経営をしていくにあたって
お金は必要不可欠です。

何か大きい事を成し遂げたい経営者は
積極的に融資をして世の中に価値創造していきましょう!

仲間づくりをサポートして欲しい。
経営者や企業の発信のサポートをして欲しい。

という方いつでも連絡お待ちしております!

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