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「紫つくね芋」のこと。

雲仙の種採り岩崎さんの野菜が届きました!今回も個性爆発!の野菜がいろいろ入ってます。

岩崎さんから届く野菜はときどき「ナンジャコリャー!」と叫びたくなるほど美味しいものに出会うのですが、写真の「紫つくね芋」は間違いなくそのうちのひとつ!

この見た目だけで買おうと思う人はいないですね。
でも見た目で判断しては損しますよー。

■「ダイジョ/大薯」かな?

岩崎さんが育てているつくね芋は形状や見た目の特徴からアフリカからアジア、オセアニアなど熱帯や亜熱帯全般に栽培され、台湾、沖縄を経由して九州に伝わったとされている「ダイジョ/大薯」の紫色の品種のような気がします。
「台湾山芋」や「沖縄山芋」とも呼ばれているようです。
形は凸凹ゴツゴツしていて岩みたいな見た目ですが、切ると断面の美しさにまず驚きます。そして食べてみるとさらに驚くことになると思います。

■生でわさび醤油

最初は生のものを薄めの短冊切りにしてわさびと醤油でいただきましたが、ヤバいです。サクサクした食感と噛むほど強くなる粘り、そして広がる甘みとふくよかな香り!

岩崎さんのつくね芋は生でもエグ味や渋さなどは全然感じません。なので鰹節と醤油や、ポン酢、梅和えなども良いですね。
お酢に漬けると変色も防げるしさっぱりとしていて美味しいです。

■すりおろすと「粘菌やな…」

粘りが凄くてお箸で持ち上げられるので「風の谷のナウシカの粘菌やな…」と呟いてしまうこと請け合いです。

皮が紫色の品種はすりおろすと皮の色素が広がって、優しい紫色のトロロ芋に。ただちょっと粘りが強すぎてそのままだは食べにくいので、出汁でしっかりのばしましょう。

■揚げるのもオススメ

また粘りの強さを利用して揚げる、という手もあります。すりおろしたものをスプーンですくって揚げ油の中にポトポト落としていくだけです。
フワフワの食感になるので、つくね芋の違った顔を見た気分になります。

とにかく見つけたら絶対食べてみるべき野菜だと思います。

と言いつつ入荷少ないので「いつになったら食べられるんですか!?」と怒られそう。幻の野菜だと思っておいてください。

他にも「弘岡かぶ」や「源助大根」「松ヶ崎浮菜かぶ」などなど届いています。

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